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2016年10月2日

アイドルの異性交際と損害賠償

アイドルがファンと性的関係を持った場合に損害賠償を命ずることができるかどうかについて判断した東京地裁平成28年1月18日判決は、報道もされ、注目を集めました。この度、判例集に掲載されましたので、ご紹介いたします。

このアイドルのプロダクションとの契約には、ファンと性的関係をもった場合には損害賠償責任が生ずる旨記載されていました。アイドルはそれでも異性との交際をしたものです。

裁判所は、まず、異性と性的関係を持つことは自己決定権により保障されるとします。それを前提に、異性と性的関係を持ったことで損害賠償の対象とされるということになるとこの権利を著しく制限することになるとし、アイドルが積極的にプロダクションに損害を与える意図でことさらにこれを公開したような場合にのみ賠償の対象となるとしました。

自己決定権の重要性に照らし、妥当な判決かと思います。

この判決の趣旨は、アイドルだけではなく、社内恋愛禁止をしている一般の会社にも妥当すると思われます。社内恋愛禁止がされている会社で違反があった場合に制裁を科すことができるかどうかは、禁止に合理的理由があるかどうか、制裁が厳しすぎないかが問われることになると思います。

弁護士 齋藤裕(新潟県弁護士会所属)

 

著者:

齋藤 裕弁護士に相談したり、依頼することが初めてという方が圧倒的に多いと思います。そのような方が法律事務所に相談に来る場合、「こんなことで相談をしても良いのか?」などと不安に思うこともあると思います。しかし、弁護士は転ばぬ先の杖です。どうしたら良いかわからないと思われたら御気軽に御相談ください。みなさまの最善の利益を実現するため、最大限のお手伝いをさせていただきます。お気軽に御相談ください。

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