2008年5月19日

使用前と使用後

今年１月下旬、知人（男）と２泊３日のソウル旅行をしました。「冬はやっぱり鍋に限るね。」ということで、２人でソウル市内のカムジャクックの店へ行きました。典型的な韓国風食堂で、使い込んだ木のテーブルに案内されました。
カムジャクックの「カムジャ」はじゃがいも、「クック」は汁、という意味で、「じゃがいも汁」。肉がくっついたままの牛の背骨を鍋にど～んと入れ、皮をむいた小さめのじゃがいもを丸いままこれもど～んと入れ、真っ赤な唐がらし粉をこれまたど～んと入れ、グツグツ煮たものです。
煮え立つまで、付きだしのキムチや牡蠣、野菜など（ぜんぶタダ）を韓国焼酎で胃に押し込み、良い気分になりました。煮えた頃を見はからい、牛の背骨を箸でつかんでしゃぶしゃぶ、丸いじゃがいもをほこほこ、初めの頃は給仕のおばさんに「うまい！」などと言って愛想をふりまいていたものの、しだいに言葉を忘れ食べることに専念。
熱気と湯気と辛さがまざって、汗をダラダラかきながら、夢中でした。気がつくと３～４人前の鍋はカラ。そこで締めとしてカラになった鍋にインスタントラーメンを入れてもらい、それを食べ切りさらに残ったエキスで焼き飯を作ってもらいました。まっ、別腹でしたね。
写真は、食べる前と食べた後（ラーメンが入っていた時期）です。使用前と使用後というべきか。
３～４人前の鍋、ラーメン、焼き飯、焼酎２本で一人約１６００円。ごちそうさまでした！
金 　子　　修

　　　　　　　　　　
【使用前】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【使用後】