2013年12月18日

医療事故（民事賠償請求）のはなし（３）

弁護士の探し方 

医療事故の事件は特殊で専門的な分野のひとつとされています。担当する弁護士自身には、法律知識だけでなく、ある程度の医学的知識が要求されます。また、事件の解決に協力してくれる医師を探そうとしても、医師の間には仲間意識が強いため、なかなか見つかりません。ではどうすれは良いか。まず、知り合いに弁護士がいる場合は、まずその弁護士に相談ください。引き受けてくれなくても、医療問題に詳しい弁護士を紹介してくれる可能性があります。弁護士の知り合いがいない場合、各地の弁護士会（弁護士の団体）の法律相談や弁護士の紹介制度を利用する方法があります。新潟県でも、患者側で医療事故の問題をやろうという弁護士を紹介できる制度があります。また、患者側に立って医療事故の事件をやろうという弁護士が集まった団体もあります。その一つに『医療事故情報センター』（名古屋市）があります。会員の弁護士を全国サイドで紹介してくれます（電話０５２－９５１－１７３１）。まずは行動してみてください。きっと信頼できる弁護士にめぐり合えるはずです。（弁護士  金子 修）