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2014年8月11日

『集団的自衛権』、ただいま進行中

マスコミによると、8月9日、アメリカは、イラクの要請を受け、イラク北部のアルビルという町の周辺をレーザー誘導弾という爆弾で爆撃しました。

爆弾の投下は「武力行使」そのものです。また、アメリカは、自分が直接攻撃されていないのに、アメリカと密接な関係にある他国(イラク)に対する武力攻撃を、武力で阻止しようとしています。

これ、まさに『集団的自衛権』の行使です。

オバマ大統領は、横暴なイスラム過激派の兵器に的を絞った限定的な攻撃だと言いました。しかし、「限定的」とはどこまでなのかは言わず、また、いつやめるかの期限は決めていないとも言いました。

本当に「限定的」なものにとどまるのか、一般住民を巻き添えにしないか、イラク住民の反米感情に火をつけないか、反撃と称するテロを呼ばないか、という懸念が、早くも指摘されています。

「戦争は始めるのは簡単だが、終えるのは難しい」と言います。今回の爆撃は、10年前「イラクは大量破壊兵器を隠し持っている」という偽りの理由で戦争を始めたアメリカが、10年を経てもなお戦争を終わらせられないでいる、という現実があります。泥沼です。その間に、どれほどの人が殺され、傷つき、家族を失い、財産を失い、人生を狂わされたでしょうか。

武力攻撃をする、それも他国のために他国で戦争行為をすることは、絶対にやめるべきです。

弁護士  金子 修

 

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