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2015年8月27日

また一歩、生活破壊を進める労働基準法「改正」

1 安保法制で大揺れの国会で、労働時間に関する法律の大きな「改正」が審議されています、知っていますか?

 会社で働く多くの人々の健康と権利を守る法律を「労働基準法」と言います。それに違反すると、たとえ大企業であっても厳しい罰則・社会的制裁を受ける可能性があるんです。まじめに運用されれば、働く人たちにとってとても頼もしい法律ですよね。ところが、今、この「労働基準法」の基本的な原則を崩そうという法律案が政府から提案され、現在国会で審議されているんです。

2 残業させても残業代払わなくてイイ

 「労働基準法」は残業を厳しく制限しています。もし残業させたら割高の賃金(残業代)を支払いますよね。ところが、今回の「改正」は、いくら残業しても残業代を払わなくてもイイ業務を認めようとしているんです。まずは、専門性の高い業務で、かつ年収1075万円以上の労働者からスタートさせようと。

3 いずれはアナタも

 「オレの業務は専門性が高くないから関係ない」「ワタシの給料そんなに高くないからヒトゴトね」と言わないで下さい。一度法律が決まってしまえば、いずれ専門性の低い業務にも適用されるし、少ない給料の人にも適用されるでしょう。だって会社は人件費の安い方がイイに決まってるし、いまの政府を支援する大企業側はもうすでに「年収400万円くらいまで下げるべきだ」と言っているのです。

4 日本の会社は法律を守らない?!

 そもそも法律を守らない会社が日本国じゅうナント多いことか。「労働基準法」などの法律を守らず、乾いたぞうきんを絞り切るように従業員を働かせる会社を『ブラック企業』と呼んでいますね。今でも、残業代を払わない、病気になるまで残業させる会社が少なくありません。私たちが受ける法律相談ではそんな話がわんさとあります。最近でも靴販売の大手全国チェーン「ABCマート」が労災基準を大幅に越える残業をさせていたとして摘発されました。

5 法律を守る意識が低い会社にこんな「労働基準法」改正のウマ味を与えてはなりません。ぜひ一緒に反対の声を国会議 員に届けましょう。

弁護士 金子 修

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