新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2018年12月3日

「LGBT星人などいない」

「LGBT」の意味をご存じですか?

L=レズビアン(女性同性愛者)、G=ゲイ(男性同性愛者)、B=バイセクシュアル(両性愛者)、T=トランスジェンダーの頭文字からなる言葉です。前者の「LGB」という「性指向」つまりどの性を好きになるかという問題と、「T」という「性自認」の問題は次元が違うことにお気づきでしょうか。

まず、「性指向」とは「好きになる性」についてみると、自分の性と違う性に愛情を感じる人(ヘテロセクシュアル)もいれば、同じ性に愛情を感じる人(ホモセクシュアル)の方もいます。また両方に対して性愛を持つ場合(バイセクシュアル)もあれば、いずれにも感じない人(アセクシュアル)もいます。

つぎに「性自認」、つまり「自分の性別についての自覚」「自分のジェンダーをどのように感じているか」についてみると、社会において割り振られた性別と違う場合をトランスジェンダー、同じ場合をシスジェンダーといいます。これも男性または女性の二つと考えられがちですが、なかには「男女どちらでもない」、「ときによって性別が変わる」など、人それぞれで認識する性別は違います。

2015年に行われた民間の調査では「7.6%」の人がLGBTの問題を抱えているというものもあります。13人に1人が「性の悩み」を抱えているとすると、1クラスで3人程度は性的に悩みを抱えている可能性があるということです。そう考えると、この問題というのは、「どこか遠くの話」ではありません。あなたの友人や家族にすぐそこにある問題です。

【弁護士夫夫】として活動されている南和行弁護士はこのことを「『LGBT星人』なんかいないんです」「遠くにいる存在なんかではなくて、すぐそこにいるんです」とおっしゃっていました。

そんな南弁護士の活動を追ったドキュメンタリー映画「愛と法」が全国各地で上映中です。無味乾燥と思われがちな法律と徹底的にマイノリティの為に戦う弁護士としての愛を感じる映画でした。是非ご覧頂ければと思います。

弁護士 二宮淳悟

著者:

2010年12月 当事務所入所 ・2012年~新潟県弁護士会 東日本大震災復興支援対策本部 本部長代行 ・2015年~新潟県弁護士会 憲法改正問題特別委員会 副委員長 ・2019年~新潟県弁護士会 糸井川大規模火災対応本部 事務局長 ・2020年~新潟県弁護士会 学校へ行こう委員会 副委員長 ・2023年~新潟県弁護士会 刑事弁護委員会 副委員長  ・2012年~日本弁護士連合会 災害復興支援委員会 運営委員 ・2018年~関東弁護士会連合会 災害対策委員会 副委員長

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