新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2020年1月23日

「笑わない男」の名言

昨年も数々のスポーツ名場面がありました。その中でも、一つを挙げるとしたら、ラグビー日本代表の活躍を挙げる人が多いのではないでしょうか。特に、格上相手のアイルランド戦やスコットランド戦に見せた不屈の闘志と献身的なプレーの数々は、見る者に深い感動を与えてくれました。きっと長年語り継がれるスポーツ名場面の一つになることでしょう。

新潟県出身の稲垣啓太選手の活躍は、県民の誇りともいえる特筆すべきものでした。スコットランド戦の見事なトライや、流行語大賞にもノミネートされた「笑わない男」のキャラで一躍人気者になりましたが、私が最も感銘を受けたのは、スコットランド戦で勝利した直後のインタビューのコメントです。

「ベスト8を目標にやってきて、今まで四年間いろいろ犠牲にしてきて、まずは一つ目標が叶ってよかったと思います。代表に入って七年間で初めてトライしたんですけど、みんなでつないでくれて、トライするのってこういう気分なんだなって、一番いい舞台で一番いいトライをさせてもらいました。もっともっといい景色が見えるようにチーム一丸となって頑張っていきたいですし、先日の台風によって被災した人達にラグビーで元気を取り戻していただきたい、そういう思いで今日の試合に取り組みました。」

何と知的で配慮があり奥行きの深いコメントなのでしょう。このようなコメントが用意されたものではなく激闘直後に発せられたことにも驚きました。

稲垣選手の言葉から、一つの目標に向けてひたむきに努力をすることの尊さと目標を達成したときの充実感、共に頑張る仲間や支えてくれる周囲の人たちへの配慮の大切さなどを学ばせてもらったような気がします。

また、日本チームが勝利した時、その興奮から、現に被災された方々を除けば、ほとんどの国民の頭の中から台風被害のことは消えていたというのが正直なところではないでしょうか。ところが、激戦を終えた直後の主人公の口から、その話が出たことにはハッとさせられました。戦っている本人は、驚くほど、冷静で理論的であり、そうであるからこそ、金星を挙げることができたのだとわかりました。

ラグビー日本代表チームをお手本として日々の生活を送ることは容易なことではありません。無理に真似をしようとしては、とても心も体も、もたないことでしょう。

それでも、あの清々しい姿を思い出すだけでも、元気が湧いてくるような気がします。今年は、オリンピックイヤーです。選手たちの数々のプレーで元気をもらいながら、一年間を健康に、そして、少しは志を高くして、すごしたいと思います。

弁護士 近 藤 明 彦

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