2013年3月1日
なぜ第三者機関権限強化は検討だけなのか(マイナンバー法案閣議決定)
報道によるとマイナンバー法案が閣議決定されたとのことです。
読売新聞のネットニュースでは、第三者機関の権限強化が検討されることになったとされています。しかし、なぜ検討することにとどめているのでしょうか?
マイナンバー法案では、プライバシーを保護するために第三者機関が設置されることになっています。しかし、この第三者機関は税務署による税務調査や警察による捜査については権限を行使することができないとされています。もっとも人権侵害の危険性のある双璧に対して調査することができない第三者機関では意味がありません。このままマイナンバー制度が導入されればひどいプライバシー侵害が発生することが予想されます。
第三者機関の権限について検討課題としたのはそこに問題があると認識したからでしょう。そうであれば問題を検討課題としてそのまま積み残しにしないで、国会に提出する法案の段階で権限強化した内容とすべきでしょう。討課題にとどめることについては
前の記事 »
日比谷公園のネコ
日比谷公園のネコ