2024年1月31日
入所あいさつ
はじめまして。この度、当事務所に入所しました、深谷航(ふかやわたる)と申します。新潟大学法学部卒業、大阪大学法科大学院修了、司法試験合格、新潟での1年間の司法修習を経て、当事務所での勤務となります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は、生まれは新潟市の旧黒埼町、出身は埼玉県の草加市、高校卒業後に新潟大学に進学し、その際のご縁で当事務所に勤務となりました。
新潟には母方の実家があり、埼玉に移転した後も、正月には祖父母の家を訪れ、白山神社にお参りし、瓢湖(ひょうこ)で白鳥にエサをやり、亀田のイオンに行くというのが恒例であったように思います。大学時代は、新潟の企業や有志が主催する奨学金制度に助けられ、ここまで勉学を続けることができました。
新潟での暮らしも長くなり、幼い頃の思い出も相まって、いつしか、新潟は、私の帰るべき場所になっていました。
私が法律を学ぶことを志したきっかけは、高校時代に、家庭内の日常が覆るある出来事を経験したことにありました。その衝撃を受け止められない中で、家庭内は大混乱、2つ下の妹は疲弊し、先を見通すことのできない不安に押しつぶされていました。この社会の仕組み、すなわち、法律を知らなければ、主体的にこの現実に対して闘いを挑むことができないことを、そのとき痛感したのでした。
これは私の信念です。日々の穏やかな暮らしや幸せは、それが続くことに感謝しなければならないという文脈では、当たり前ではないと言われるかもしれません。しかし、日々の穏やかな暮らしや幸せは、せめて、誰にとっても、当たり前に実現される社会であってほしいと思います。弁護士は日々の困難から人々を守るために存在しているのであり、私もそれを志して弁護士になりました。
そのための私の抱負です。相談に来られた方には、その悩みや苦しみに誠実に向き合い、最後まで共に頭を悩ませ、その解決に力を尽くしたいと思います。これまで培ってきた法律の知識や技能を総動員し、その混乱に見通しをもたらしたいと思います。この現実と闘う足掛かりとなれるよう、助力させていただきたいと思います。どのような些細なことでも、ご相談いただける者になりたいと思います。
最後になりますが、私も、当事務所の諸先輩方のこれまでの努力に学び、それを踏襲し、日々精進を重ね、当事務所の一翼を担えるよう研鑽を続けたいと思います。ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
弁護士 深谷 航
著者:深谷 航
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