新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2021年8月25日

虫探し

私は「虫」って苦手な方です。でも子どもたちは「虫探し」に夢中です。長男は、公園や駐車場など外に出ると「カブトムシとかノコギリクワガタ、いないかな~」と言いながら、石の下や植え込みの中を一生けんめい探すのですが、当然そんな大物は見つからず・・・見つかるのはもっぱら「ダンゴムシ」です。丸まったダンゴムシを手のひらにのせ、「ほら、ダンゴだよ。ママも触ってみる?」とおすすめしてくれるのですが、虫苦手ママとしては丁重にお断りしています。

長女もお兄ちゃんにくっついて虫探し。ダンゴムシを見つけると「触ってみようかな」と言いながら恐る恐る手を伸ばすのですが、動いているときはちょっと怖いらしく、丸まったところでやっと手のひらにのせていました。

あるとき長男が、見つけたダンゴムシをズボンのポケットに入れようとしている場面に遭遇し、「それはダメ、絶対ダメ!」と寸でのところで阻止。あからさまにがっかりする長男に、「ダンゴムシさんもお家に返してあげようね~。」と言うと一応納得してくれたようで、その後は、自分たちが帰るときには、ダンゴムシも元のところに戻し、「ダンゴムシさん、バイバ~イ!」と手を振って帰るようになりました。

ところが先日、長男の登園かばんから荷物を取り出していたときのことです。いつものように、ハンドタオル、コップ、お昼寝用タオルを取り出したところ、かばんの底に何やら見慣れないビニール袋が入っているではないですか。ん?何だ?と取り出すと、ビニール袋の中には、小さな丸い塊がいくつも・・・咄嗟に「虫か!?」と思い、床に投げすててしまいました。

すると長男がビニール袋を拾って、「ママ、これ、10月とか11月にお庭に埋めるとチューリップが咲くんだよ!」と・・・そう言えば、先日保育園からのお便りに「チューリップの球根を持ち帰ります」と書いてあったことを思い出し、謎が全て解けました。

虫探しは遠慮したいですが、チューリップは子どもたちと一緒に育てたいと思います。

弁護士 鈴木 麻理絵

(事務所誌「ほなみ」第130号より)

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