2026年8月12日
あー夏休み
今年も暑い夏がやってきました。
夏になると、子どもの頃の夏休みを思い出します。今では夏といっても仕事はいつもどおりですし、「夏休み」という言葉にも、昔ほどワクワクすることはなくなりました。
でも、子どもの頃の夏休みは、本当に楽しみでした。
私の母の実家は、上越の山の方にありました。私が子どもの頃には祖父も祖母もすでに亡くなっていたのですが、夏休みになると、そこに親戚やいとこたちが集まっていました。
これがとにかく楽しみでした。
今のようにスマートフォンもインターネットもありません。でも、暇だったという記憶はまったくありません。
何をしていたかというと、まず虫取りです。上越の山の方ですから、クワガタやカブトムシがいました。いとこたちと一緒に、今日はどこへ行こうか、どの木にいるだろうかと探し回りました。
クワガタやカブトムシを見つけるとうれしくて、夢中になって捕まえたものです。今なら暑い中を歩き回るだけで疲れてしまいそうですが、子どもの頃は暑さなんて気にならなかったのでしょう。
そして、虫取りと同じくらい楽しみだったのが野球です。いとこたちが集まれば、とにかく野球をしていました。
もちろん、ちゃんとした野球場があるわけではありません。みんなで遊べそうな場所を見つけて、適当にチームを分けて野球をする。人数が足りなければ、それなりにルールを決めてやる。それでも十分に楽しかったのです。
朝から遊んで、お腹がすいたら家に戻って、また外へ出る。そして夕方まで遊ぶ。
今考えてみると、毎日よくそんなに遊ぶことがあったものだと思います。
当時は、夏休みになれば上越へ行き、いとこたちと遊ぶのが当たり前だと思っていました。
でも、大人になってしまうと、そういう時間はなくなってしまいます。
それでも、夏の強い日差しや蝉の声に触れると、ときどき、あの頃を思い出します。
上越の山の中でクワガタやカブトムシを探したこと。
いとこたちと、暗くなるまで野球をしたこと。
あの頃は何とも思っていませんでしたが、朝起きて「今日は何をして遊ぼうか」と考えられる毎日というのは、今考えると、ずいぶん贅沢な時間だったような気がします。
ところで、夏といえばTUBEの「あー夏休み」という曲があります。
「あー夏休み」。
今になってこの言葉を口にしてみると、子どもの頃とは、少し違った響きがあります。
大人にも一か月くらい夏休みがあったらいいのですが、そういうわけにもいきません。
せめて今年の夏も、少しくらいは仕事を忘れて、「あー夏休み」と言える時間を作りたいものです。
弁護士 小川和男
「ラジオ体操」

