2011年7月19日
被災地各地のオンブズマンが集まりました
7月2日・3日、仙台で北海道・東北地方を中心とするオンブズマンの例会がありました。
当初、札幌での開催の予定でしたが、震災を受けて、急遽、仙台での開催になりました。
え?震災を受けて被災地で開催??逆では??? と思うかもしれませんが、震災復興費を無駄遣いさせないことをテーマに、敢えて被災地で開催したのです。
阪神淡路大震災の復興資金に関する研究者による講演会があり、復興前に戻すのではなく、別の新しい街を作り上げようとして失敗するなど、せっかくの復興資金が、これまで通りの無駄な公共事業スタイルで費消されてしまったケースなどの紹介がありました。
復興のために使われるはずの税金が無駄にされてしまっては、復興ができなくなってしまいます。
「復興のため」と言われてしまうと異議を唱えにくい雰囲気ですが、我々市民は、「復興」の名のもとに無駄遣いがされていないか、真の「復興」のために資金が使われているか、特に震災復興資金の使い道について目を光らせる必要があるのです。 新潟県弁護士会所属 弁護士 内山 晶