新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2022年9月7日

「どちらにしようかな…」

「りんご味のジュースとぶどう味のジュース、どちらかひとつ選んでね。」と声を掛けると、もうすぐ4歳になる長女は「りんご!」「やっぱりぶどう!」などと言いながらも割とすぐに決断できます。他方で、来年小学校にあがる長男はやや優柔不断な性格で2つのジュースをじっくり観察しながら「うーん、りんごにしようかな、でもぶどうもいいな、迷うなぁ~。」と言い、なかなか決められません。そこで、「『どちらにしようかな』で決めてみたら?」とアドバイスしました。

 ところが、いざやってみると、「どちらにしようかな、かみさまの言うとおり」の「り」で指さした方がなんだか思った方ではなかったようで、「ちょっとちがうんだよな~、もう一回やってみる。」と言い出しました。

 そこで、「かみさまのいうとおり」の続きを教えてあげることにしましたが、ここで問題発覚。

 埼玉県出身の私が「あべべのべ、てっぽう、うって、バンバンバン」と言うと、隣で聞いていた新潟県出身の夫が爆笑。「何それ、聞いたことない!」と。続けて「きんぎんマヨネーズ、でしょ。」と言うので、今度は私が爆笑。「何それ、聞いたことない!」と。

 その後ネットで検索してみると、地域によっていろいろなバージョンがあり、私の埼玉県版は関東圏で一定の認知度があるようでしたが、夫の「きんぎんマヨネーズ」はヒットせず、新潟県というよりは夫だけの呪文ではないかと夫婦で議論になりました。

 ちなみに、子どもたちには、夫バージョンがウケたようで、「きんぎんマヨネーズ」で決めることになりましたが、みなさんの地域では、「どちらにしようかな、かみさまの言うとおり」の続き、何と唱えますか?

                               弁護士 鈴 木 麻 理 絵

                            (事務所誌「ほなみ」第132号掲載)

著者:

生まれも育ちも埼玉県ですが、縁あって新潟で弁護士として働くことになりました。依頼者の方に「相談して良かった」と思っていただけるように、誠実に取り組んでまいります。

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