新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2020年9月8日

思い出すもの

今年はコロナ一色の一年となってしまいそうです。楽しみにしていたオリンピック、夏の風物詩の高校野球も開かれませんでした。

一方、コロナでオンラインの便利さを学んだということがよく言われます。オンラインがあれば一堂に会さなくても会議ができるし、仕事も在宅でできる部分が相当あることがわかりました。飲み会の真似事だってでき、オンラインを修得したおかげで、長年会う機会がなかった旧友とネット上で再会できたという人もいるのではないでしょうか。

しかし、そのような便利さの一方で、直接人同士が触れあって話し合うこと、語らうことの大切さを再認識したという人も少なくないのではないでしょうか。

私もオンラインで会議等をすることがよくあります。オンラインの会議は、発言者以外はハウリングを防ぐためにミュート(無音)にするのがマナーとされます。しかしそうすると、普通の会議なら発言の都度に生まれる反応、「そうそう」「えー」などのささやき声や出席者の表情もわかりにくく、会議の空気が読みづらいです。また、オンラインでは、二人が同時に発言すると聞き取れないため、整然と会議が行われる傾向があり、発言はしにくく、お行儀のよい発言が多くなりやすい傾向があるように思います。オンラインで激しい議論や深い議論はやりにくいと感じます。

テレワークでうつになる方がいるとも聞きます。職種にもよりますが、管理する側はパソコン一台で何十人もの従業員の働きぶりを一目で監視できるのに対し、働く側は相談相手も雑談相手も近くにおらず、休憩時間も誰ともしゃべらず、一日中パソコンで監視されながら仕事をしたならば、うつになってしまうのも無理もないことでしょう。

オンライン飲み会も一回や二回は新鮮でも、やはり、がやがやしたお店の中で、元気のよい店員が運んでくるビールやつまみを食す開放感に到底勝てるものではありません。

今年は、普段と違った夏を過ごした方が多いと思います。帰省できない。旅行に出かけられない。再会したい人と会えない。会社や仲間との暑気払いもない。 etc

日常のありがたさを思い出しつつ、もう少し辛抱の日々が続きます。

弁護士 近藤明彦

(事務書誌ほなみ 第128号掲載)

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