新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2013年2月1日

道を聞かれて

昨年11月、生まれて初めて海外旅行をしました。行先はお隣にある韓国で、当事務所の金子修弁護士に案内してもらいました。緊張したのでしょうか、お金をどこかに落としてしまうなどちょっとしたアクシデントに見舞われながらも、美味しい食事とお酒に舌鼓を打ち、名所も訪問するなど、充実した時間を過ごすことができました。 当然ですが、海外で感じるのが「言葉の壁」です。学生時代のドイツ語を最後に、外国語から離れている私は英語などの外国悟を話すことができません。韓国でも、金子弁護士に頼りっぱなしです(「アニョハセヨ(あいさつの総称の意味)」と「カムサハムニダ(ありがとうの意味)」しか暗記できませんでした)。喫茶店でコーヒーを頼むときも、販売員(韓国人女性)に「メニュー、プリーズ」(メニュー見せてください)、「ディス、プリーズ」(これください)と片言の英語を「駆使」したものの、会計の際、店員さんから「アリガトウゴザイマシタ」と日本語でお礼を言われてしまい、少々恥ずかしくなりました。 このように「海外初心者丸出し」の私ですが、日本人以外の海外旅行客からも「写真をとってくれないか」と頼まれました(片言の英語で対応し、無事撮影は完了)。そして、なんと、現地の韓国人のお婆さんからも道を聞かれたのです(韓国語はわかりませんが、突然話しかけられたことから、道を聞いてきたのだと思います)。しかし、道を知らない上に韓国語を話せないため、その方には申し訳ありませんでしたが、苦笑いをしながら首を横に振りその場を立ち去りました。「話しかけやすい顔でもしているのかな?」と不思議に感じました。 海外旅行を終えて新潟に戻ると、また仕事の日々です。依頼者や相談者の方から、「(私はこれから)どうしたらいいのですか」と、今後の自分が進むべき「道」を聞かれる日々です。私自身、自分の進む道(解決方針)は最終的には依頼者や相談者自身が決定するものであり、弁護士は考えられる解決方針を提示して助言を与えて依頼者らが決定した「道」を進むお手伝いをするものと考えています。決して、「苦笑いをして首を横に振って立ち去る」ことなく依頼者や相談者と誠実に向き合う、という当然のことを、海外旅行後に改めて実感するとともにより気を引き締めて業務に臨む決意をしました。

 弁護士生活も二年目を迎えようとしています。昨年より、社会人として人間としてさらに成長するよう努力します。本年もよろしくお願い申し上げます。

                                      

弁護士 加 賀 谷 達 郎

著者:

新潟県よりさらに冬が厳しい秋田県で生まれ育ちました(北海道に住んだこともあります。)。縁あって、学生時代を過ごした新潟で、弁護士として活動することができ、嬉しく思います。「弁護士」と聞くと「なるべく関わりたくない」という方が大多数かと思いますが、ご依頼された場合、法律・裁判例を念頭に置きながら、「依頼者の方にとって一番良い解決は何か」を考え、業務に務めたいと思います。雪国育ちですが、スキーはできません。しかし、寒さ・辛さにも耐える我慢強さ、簡単にあきらめない粘り強さには自信があります。TVドラマで登場する弁護士の様な華麗さはないですが、依頼者の方と誠実に向き合い、粘り強く、少しでも良い解決を目指したいと思います。

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