2017年6月26日
2つの少女像
先日、韓国へ行き、近年話題になっている“平和の少女像”を見てきました。いわゆる従軍慰安婦問題で注目されているアレです。
ソウルでは、日本大使館(現在改築中)の前を走る道路の反対側に向かい合わせで椅子に座っていました。想像より小さく(私の胸くらいの高さ)、雨が降っていたので黄色のかわいいカッパを着ていました。近くに小さな白いテントがあり、覗くと若い女性が3人いて、それぞれスマホに夢中でした。片言の韓国語で話すと、3人とも大学生で、交代しながら少女像を見守っていること、たまに日本人も来ること、今日は昼に集会があるからもうすぐ人が集まってくることなど、初対面の日本人のオジさんに対し、屈託のない笑顔で気負うことなく答えてくれました。
近くの専門店でサムゲタンを食べ、地下鉄に乗って、ソウル郊外の城南市(ソンナム市)の市役所前の広場に座る別の少女像に会いに行きました。雨も上がり、赤銅色の彼女はじっと前を見つめていました。ソウルの少女に比べ、やや大人っぽい表情でした。背中にはたくさんの韓国国旗の小旗がついた竿が花木のように束ねられて飾ってありました。像の脇に建つ記念碑の文章を読んでいたら、地元の人らしい男性がそばに来て一緒に文字を目で追っていました。この問題で意見を交わすほどの語学力がなかったのでそのまま黙っていました。
しかし百聞は一見に如かず、実物を見た感慨を胸に、その日は城南市役所近辺の安宿に泊まり、ひとり焼肉と焼酎三昧!(弁護士 金子 修)
著者:金子 修
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