2025年6月26日
6/13・14 北越労働弁護団の総会に参加してきました!
日本労働弁護団―――ご存じの方はおられないでしょうか?
それは、日本の労働者側の弁護士が団結し、情報共有し、相互に支え合い、労働者の労働環境の改善に向けて日々活動している団体です。
国の法制度の改正等は、国の各種審議会の場で議論され、その草案が作られていきます。日本労働弁護団もまた、労働法制に関する審議会に参加し、労働者保護の観点から意見を述べるなど、この国の労働法制に深く関わっています。
北越労働弁護団は、日本労働弁護団の北越ブロックです。新潟、富山、石川、福井の労働弁護士が参加しています。
先日6月13日から14日の2日間、石川県羽咋市(はくいし)にて、北越労働弁護団の総会が開催されました。
当事務所からは、日本労働弁護団に所属する私(深谷・弁護士)と金子(弁護士)とで参加してきましたので、ご報告させていただきたいと思います。
1日目は、前半では、金沢大学の早津准教授をお招きし、この1年間に判決が出た労働事件の裁判例について解説を受けました(別コラムにて紹介させていただきたいと思います)。
後半では、日本労働弁護団の本部の弁護士から、この1年間における労働法制の改正や議論の状況について紹介と解説を受けました。
直近1年間の裁判例や法制の動きを学ぶ、とても有意義な時間でした。
2日目は、北越ブロックの各地における労働事件の状況について報告し合い、事件処理の方法について議論を行いました。
著名な労働弁護士の担当事件や勘所を知る、とても濃密な時間でした。
次回総会は1年後、開催地は福井です。
参加した各弁護士が総会での知見を持ち帰り、また1年、地元で労働事件の解決に向けて尽力することになります。
かくいう私も、総会での学びを新潟に持ち帰り、当事務所の他の弁護士とも共有し、労働事件の早期かつ充実した解決に向けて、力を尽くしたいと思います。
労働問題でお困りの際には、ぜひ当事務所までご相談ください。
弁護士 深谷 航
著者:深谷 航