新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2022年2月8日

選挙と子ども

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年は衆議院議員選挙がありました。我が家も子どもたちを連れて投票所となっている近くの小学校へ行きました。子どもたちにとっては近所をお散歩という感じで、歩道の草花に気を取れられたり突然しゃがみこんで虫探しをしたりと、目と鼻の先の小学校へたどり着くのにもけっこう時間がかかりました。小学校が見えてきたので、「大きくなったらここに通うんだよ」と言うと、今度は「しょうがっこうってなに?」「なんでとけいがあるの?」など、長男の「なぜなぜ」攻撃が始まり・・・段々と答えに窮するようになっていたところで運よく小学校に到着。さっきまでおしゃべりに夢中になっていた子どもたちも初めての場所に緊張した様子で、長男はヒソヒソ声になり長女はパパに抱っこをしてもらっていました。子どもたちも私たちと一緒に投票所へ入り、受付、投票用紙への記入、投票箱への投票など、初めて(と本人たちは思っていますが、実際は赤ちゃんのころにも一緒に行っています)目にする様子に興味津々。ひたすら周囲をキョロキョロしていました。

その日の夜、テレビから選挙のニュースが流れたときのことです。3歳になったばかりの長女がテレビの画面をじーっと見て「ここ、きょうみんなで行ったよね!」と言ったのには驚きました。もちろんニュース映像に映っていたのは別の投票所の様子でしたが、投票用紙に記入して投票箱に入れる様子を見て同じだと思ったようです。子どもにとっては散歩のついでの出来事だろうと思っていたので、投票所の様子をよく観察していたのだなと感心しました。同時に、選挙や社会のしくみについてはこうやって日常生活の中で子どもに教えていくことができるのだと実感したところです。

弁護士 鈴 木 麻 理 絵

(事務所誌「ほなみ」第131号掲載)

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