2018年6月12日
安室奈美恵さんについて
安室奈美恵さんは,2018年9月16日をもって引退されることを表明しています。
安室さんのこれまでの実績についてはいまさら説明するまでもないことですので,ここで詳細には触れませんが,彼女が平成の時代を代表する女性アーティストであることに異論を唱える人はいないでしょう。
私は,安室奈美恵さんの大ファンというわけではなく,安室さんに関する文章を書いてよいものかどうか迷いもあったのですが,沖縄県に住んでいたことがある者として,ひと言述べたいと思います。
私が考える安室さんの最大の功績のひとつは,沖縄に与えた影響であると思っています。
例えば,1996年ころのいわゆるアムラー現象では,日本中の女の子が安室さんのファッションやメイクを真似するといったことが起きました。それまで,沖縄出身の人のファッションやメイクが日本中を席巻するということなど,沖縄県民は誰も想像しなかったことだと思います。安室さんの活躍により,沖縄県民は自信と誇りを感じたのではないでしょうか。先日,安室さんに沖縄県から県民栄誉賞が贈られました。そのときに翁長知事は「輝かしい活躍は県民に大きな夢と感動を与えた」と称えたそうですが,まさにその文字どおりであると思います。
また,2000年代に入ると,九州沖縄サミットの開催や,NHKドラマ「ちゅらさん」が放送されたこともあり,いわゆる沖縄ブームが起きるわけですが,そのきっかけは安室さんの活躍にあると言っても過言ではないように思います。
安室さんにまつわる逸話として,小学生のころ,タレント養成所に通うバス代を節約するため,片道1時間半かけて歩いて通っていたと言われています。沖縄で外を1時間半歩くというのは,不可能ではないにしても,相当な気力体力がないとできません(特に気温が高くなる時期(だいたい4月中旬から10月頃まで)は,10分も歩けば汗だくになる)。小学生のころから,芸能的な才能のほかにも,安室さんに強い精神力や体力があったことをうかがわせるエピソードです。
ところで,安室さんは,この6月にドームツアーを終えましたが,引退の9月までの今後のスケジュールはまだ発表されていないそうです。
私の予想では,9月に最後のコンサートを故郷の沖縄で行うのではないかと思います。
著者:小淵 真史
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