新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2015年2月17日

まだまだ「フレッシュ」です

事務所誌ほなみ117号掲載

新年あけましておめでとうございます。

 当事務所に入所してから三年が経過しました。弁護士としては、現在も「駆け出し」、「若手」の部類ですが、さすがに「新人」、「新米」、「フレッシュ」という言葉は似合わなくなりました。

 そんな私ですが、今なお、「フレッシュ」さを自負できるものがあります。私事ですが、昨年春に結婚をしました。そうです、私は「フレッシュ」な夫です。

 結婚後も、仕事が楽になったわけではありません。しかし、独身のころとは生活スタイルが大きく変わりました。早寝早起きになり、飲み会の参加が減るなど、規則正しい生活スタイルになりました。家事の負担もほとんどなくなって、以前より仕事に専念できる環境になりました。

 また、十年以上続いた一人暮らしでは意識していなかったことも、妻との同居を始めたことで意識するようになりました。相手に対する思いやり・気遣いの大切さはもちろんですが、「何気ない一言・行動が相手の気持ちを傷つけてしまうこともあるのだな」と痛感することもあります(このことは普段の業務に当てはまります)。

 夫婦に関することといえば、仕事柄、どうしても離婚を希望する方の相談・依頼を受けることが多いです。DVなどの深刻な事情がある場合に、夫婦の一方が離婚を希望するのは当然だと思います。しかし、一見些細に思えるようなことでも、それらが積み重なると、夫婦関係がぎくしゃくし、やがて結婚生活を止めたくなるまでに発展することも少なくないと感じました。このことも、決して「対岸の火事」で済ますのではなく、「今の自分にも当てはまる可能性がある」ことを肝に銘じました。

 現在子どもはいませんが、「子どもが学校に通うようになった場合の学校の教育環境はどうなっているか」とついつい考えます。子どもが生まれる前から「どんな子どもに育つのだろう」とわくわくする一方、いじめ・学校崩壊という教育環境に関する問題も、他人事ではなくなるのでしょう。また、授業で使用される歴史の教科書も、どのような記載内容になるのか、近時の政治情勢からすると大変気になるところです。

 そして、「子どもたちが成長し、大人になったときの日本はどのような国になっているのか」というのも不安になります。一昨年十二月に特定秘密保護法が成立し、昨年十二月には同法が施行されました。また、昨年七月には集団的自衛権の行使を認める閣議決定がされました。今後は、「集団的自衛権の行使を容認をする」という前提で、関連法令が改正されると聞いています。この流れからすると、日本国憲法についても、「改憲」の動きがいよいよ本格化すると思います。

 特定秘密保護法の施行、集団的自衛権の行使容認をもって、直ちに日本が戦争をする国に変容するまでとは考えていません。しかし、年月が経ち、為政者が変わるとともに、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認を「よりどころ」にして、日本が戦争に参加する日が訪れることは十分あり得ると思います。そのような日が日本に訪れるとしたら、それは、今の私たち大人の責任になるでしょう。

 「『フレッシュ』な夫なんて、何のろけたこと言っているの!?」と周囲からツッコまれそうなコラム。しかし、「のろけ話」の中にも、夫婦の問題、子どもの問題、これからの日本のあり方の問題と、検討すべき問題は付きものです。何事も、他人事ではなく、自分たちの問題として、取り組みたいと決意を新たにしました。

 夫としての「フレッシュ」さを忘れないことも大事ですが、仕事に関しても弁護士登録直後の「フレッシュ」な気持ちに立ち返って今年一年業務に励む所存です。 

 最後になりましたが、今年一年もよろしくお願い申し上げます。

弁護士 加賀谷達郎

 

著者:

加賀谷 達郎新潟県よりさらに冬が厳しい秋田県で生まれ育ちました(北海道に住んだこともあります。)。縁あって、学生時代を過ごした新潟で、弁護士として活動することができ、嬉しく思います。「弁護士」と聞くと「なるべく関わりたくない」という方が大多数かと思いますが、ご依頼された場合、法律・裁判例を念頭に置きながら、「依頼者の方にとって一番良い解決は何か」を考え、業務に務めたいと思います。雪国育ちですが、スキーはできません。しかし、寒さ・辛さにも耐える我慢強さ、簡単にあきらめない粘り強さには自信があります。TVドラマで登場する弁護士の様な華麗さはないですが、依頼者の方と誠実に向き合い、粘り強く、少しでも良い解決を目指したいと思います。

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