新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2026年10月2日

証拠あるの?

 小学校中学年の息子と低学年の娘がいます。比較的仲良し兄妹だと思いますが、ちょっとしたことでケンカをします。

 先日、娘が息子に対して、一緒にゲームをやろうと言いました。ところが、息子はゲームではなく漫画を読みたいからやらないと返事をしました。それに対して娘は「さっき、一緒にやるって言ったでしょ!」と言い返します。すると、息子は「そんなこと言ってない!」と反論。すかさず娘が「言ったもん!!」と再反論。

 よくある「言った/言わない」のやつですね。さて、どうするのかなと思って見守っていたところ、息子が「じゃあ、言った証拠あるの?」と反撃。聞いていた私としては「いや~証拠はないよね、録音なんかないもんね。」と思いながら、果たして娘はどう出るのだろうか、さすがに反論できなくて泣いちゃうかな、などと思っていましたが、娘が放った一言は「じゃあ、言ってないっていう証拠あるの?ないでしょ。だから言ったんだよ!」という想定外のものでした。

 息子も娘も、一体どこで「証拠」を求めるなんて方法を覚えたのか、不思議でなりません。

 結局、「言っていない証拠」という悪魔の証明を求められた息子の方が負けを認めましたが、最終的には、まずは娘の希望どおり二人で一緒にゲームをやり、その後、息子の希望により二人でカードゲームをやる、ということで和解していました。

 めでたし、めでたし、と言いたいところですが、その後、たびたび「証拠あるの?」論争が勃発し、近くにいた大人に「証人」になるよう求めるという事態が発生していて、やや困っています。

弁護士 鈴木麻理絵

著者:

生まれも育ちも埼玉県ですが、縁あって新潟で弁護士として働くことになりました。依頼者の方に「相談して良かった」と思っていただけるように、誠実に取り組んでまいります。

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