新潟合同法律事務所(新潟県弁護士会所属)

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2018年4月6日 |著者:

個別立証の山場をむかえたノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟

全原告の陳述書を作成    新潟地裁に係属中のノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟は、今、個別立証の大きな山場をむかえておりますが、原告弁護団は3月末までに全原告の陳述書をほぼ完成させました。弁護団は昨年春から全原告の陳述書を裁判所に提出する取り組みをすすめ、担当弁護士が各原告から事実関係についての詳... 続きを読む

2018年3月19日

未成年者が面会交流を強く拒否している場合に間接強制は許されるか

離婚調停の際に子の親権者を定め、面会交流の取り決めをして離婚が成立したり、面会交流の審判が確定したのに、子が面会交流を拒否したため、非監護親が監護親を債務者として間接強制を申し立てることがあります。 判例によれば、「面会交流の日時又は頻度、各回の面会交流時間の長さ、子の引渡しの方法等が具体的に... 続きを読む

2018年2月8日 |著者:

5年目を迎えたノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟

第11陣原告までの共通診断書を提出  平成25年12月11日の提訴から5年目を迎えたノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟ですが、原告数も第1陣の22人から136人に広がりました。 裁判は、現在、個々の原告が水俣病にり患しているかどうかの立証段階に入っています。今年最初の弁論となる1月22日の第1... 続きを読む

2017年12月29日

特殊詐欺事の「受け子」に未必的故意は認められるか

オレオレ詐欺など特殊詐欺の被害が多発しています。特殊詐欺では、巧妙な事件ほど主犯格のメンバーは表に出ません。逮捕されるのは、事情を知らされないで現金を受け取りに行ったり(受け子)、その受け子を紹介した人です。そのため刑事裁判では、受け子やその紹介者に詐欺の「未必の故意」があったかどうかが争われます。... 続きを読む

2017年11月9日 |著者:

三条昭栄開発株主代表訴訟事件で株主の鈴木さんが勝訴  

三条昭栄開発株式会社の株主である鈴木金士郎さん平成25年に提訴した株主代表訴訟で、10月31日、新潟地裁三条支部の吉田静香裁判官は、会社の代表取締役で三条市長でもある被告の國定勇人氏に対し、三条昭栄開発に約134万円を支払うよう命じました。 三条昭栄開発は、三条市が施工主となって建設した商業テ... 続きを読む

2017年9月8日

不貞行為をした配偶者の婚姻費用分担請求は認められるか

 夫婦は、婚姻中はいわゆる生活保持義務としての婚姻費用分担義務を負っています。たとえば会社員の夫が専業主婦の妻や幼い子を残して別居した場合、妻は夫に対して婚姻費用分担請求をすることができます。  しかし、別居に至った原因が、専ら又は主に婚姻費用分担請求の権利者(先ほどの例では妻)にある場合、多... 続きを読む

2017年8月2日

面会交流に消極的な夫に子との面会交流の実施を促した高裁決定

  夫婦が別居したり離婚した後に、子と一緒に暮らせなくなった親(非監護親)から、監護親のもとにいる子と面会交流をしたいが、どうしたらよいかという相談をよく受けます。その反対に、子との面会に消極的な非監護親に対し、どうすれば子との面会交流に熱意を示してもらえるかという悩みを抱えた監護親も少なくないよう... 続きを読む

2017年6月30日 |著者:

52年目を迎えた新潟水俣病

この6月で公式確認から52年が経過した新潟水俣病ですが、2013年に始まったノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟は、1月から5月にかけて「墨塗り文書問題」で大きな動きがありました。 問題の文書は、2015年2月に国が証拠として提出したチッソ水俣工場と同種の6社6工場の排水分析をまとめたもの。東京工... 続きを読む

2017年2月17日 |著者:

ノーモア・ミナマタ新潟訴訟で新潟地裁が国に文書提出命令

 今年で4年目に入ったノーモア・ミナマタ新潟第2次訴訟ですが、1月13日、新潟地裁は国に対し、昭和35年当時、チッソ水俣工場と同様に水銀を使っていた6社6工場の排水分析結果について工場名が墨塗りされてない文書の提出を命じました。  これまで国は、通産省の依頼で東京工業試験所が行った全国6工場の... 続きを読む

2017年1月23日 |著者:

トリの受難

(事務所誌ほなみ第121号掲載) 明けましておめでとうございます。今年の干支はトリですが、昨年11月末ころから新潟県下でも発生している鳥インフルエンザの問題が気がかりです。マスコミ報道によれば、11月28日、新潟県関川村の養鶏場から、「不審な死に方をしているニワトリが増えている」という通報を受けた... 続きを読む

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