2018年3月1日
交通事故の賠償問題~保険会社は慰謝料・逸失利益を低く提示する!?~
交通事故の賠償問題を弁護士に依頼するメリットは、保険会社提示額・支払額が増額するケースが多い点にあることを以前のコラム(2017年9月28日執筆)で説明しました。
交通事故の相談・依頼を受けた際、相談者・依頼者の方より見せていただいた保険会社の提示額(※弁護士受任前のもの)で、「赤本基準(裁判基準)よりも低い」と感じた主な賠償項目は、以下の3つです。
① 入通院慰謝料(入院通院期間の長さ・通院頻度に応じて支払われる慰謝料)
② 死亡・後遺障害慰謝料(死亡結果または後遺障害が発生した場合に支払われる慰謝料)
③ 逸失利益(死亡・後遺障害によって稼働収入を得られなくなったことについて支払われる賠償)
これらの賠償額が大きいからなのか、保険会社は、「もっともらしい」説明をして低額の賠償金による解決を目指して、交渉する傾向にあります(ただし、保険会社の説明は、赤本基準とは異なる独自のものであることが多いです。)。
しかし、弁護士が代理人として対応すると、保険会社も、そうはいきません。前記①~③が増額し、被害の大きさに見合った賠償金を支払うかたちで解決できる場合が多いです。
当事務所では、交通事故の賠償問題について、ご相談・ご依頼を受けております。ご予約は、電話またはメール(受付フォーム)でお願い致します。
弁護士 加賀谷達郎
著者:加賀谷 達郎
新潟県よりさらに冬が厳しい秋田県で生まれ育ちました(北海道に住んだこともあります。)。縁あって、学生時代を過ごした新潟で、弁護士として活動することができ、嬉しく思います。「弁護士」と聞くと「なるべく関わりたくない」という方が大多数かと思いますが、ご依頼された場合、法律・裁判例を念頭に置きながら、「依頼者の方にとって一番良い解決は何か」を考え、業務に務めたいと思います。雪国育ちですが、スキーはできません。しかし、寒さ・辛さにも耐える我慢強さ、簡単にあきらめない粘り強さには自信があります。TVドラマで登場する弁護士の様な華麗さはないですが、依頼者の方と誠実に向き合い、粘り強く、少しでも良い解決を目指したいと思います。
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