2017年11月15日
再びムチウチ症
1年ほど前に、交通事故で外傷性頸部症候群(ムチウチ)で後遺症14級かつ自覚症状だけという事件で、10年間(42才・女性)、15年間(34才・男性)を認める判決をもらったという記事を書きました。
最近、同じような事件で、やはり、日常生活上の不自由さを動画で見せたり、尋問で仕事上の辛さを具体的に語ってもらったりしましたが、後遺症が残る期間は5年という判決をもらいました。何とか「ムチウチというのは3年せいぜい5年で苦痛は和らぐもの」という常識を越えたいという希望がかなわず、依頼者の方もがっかりしました。
しかし、ちょっと厳しいかなと予想していた過失割合や慰謝料については被害者に優しい判断をしてくれ、全体の賠償額も納得のできるものでした。 なんとか頑張れば、裁判所も工夫してくれるものだと感じました。
弁護士 金子 修
著者:金子 修
まず相談を。少しの費用で(無料の場合もあり)、トラブルの解決の道がわかるだけでも全然違います。相談を受けてまた考えれば良いのです。お気軽に、受話器を取ってください、メールを送ってください。
« 次の記事
新潟大学法学部で講義をしています
新潟大学法学部で講義をしています
前の記事 »
弁護士と災害
弁護士と災害