2014年7月28日
集団的自衛権とお母さん
最近、「集団的自衛権について話しをしてもらえませんか」との依頼を受けることが多く、3回ほど「集団的自衛権と憲法」というテーマで話をさせていただきました。あまり難しい話はせずに、「そもそも憲法って何のために誰のためにあるのか?」や「集団的自衛権っていったい何だろう?」という素朴な疑問をテーマにして話をするようにしています。
さて、7月27日も集団的自衛権と憲法というテーマで話をしてきたのですが、参加者の中に、今年1月にお子さんを出産したばかりという若いご家族がいらっしゃいました。そのお母さんの言葉が、とても印象的でした。
「私は、この子を戦争に行かせるために生んだわけではないし、この子も戦争に行くために生まれてきたわけではない。死ぬために生まれてくる子どもはいない。もっと命の大切さを分かってほしい。」
今年で戦後69年。戦争を直接体験していない世代ばかりになりました。「集団的自衛権」とか「戦争」とか言われても現実問題としていまいちピンとこない、という方も多いのではないかと思います。ただ、先ほどのお母さんの言葉はしっくりくる、と感じる方もいると思います。
集団的自衛権や憲法について、疑問に思ったり関心をもったりしたら、まずは「知って」みませんか?
当事務所ではこのような講演の依頼も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
鈴木麻理絵
著者:鈴木 麻理絵
生まれも育ちも埼玉県ですが、縁あって新潟で弁護士として働くことになりました。依頼者の方に「相談して良かった」と思っていただけるように、誠実に取り組んでまいります。