2011年10月4日
パワハラ自殺に公務災害認定を
(事務所誌「ほなみ」第109号掲載) 新潟市水道局職員であったAさんが上司からのパワーハラスメントを苦にして自殺した件について、地公災新潟市支部長が公務外認定を下した件について、遺族が公務災害認定を受けるため、審査請求を行っています。 Aさんは、家族旅行の... 続きを読む
2011年5月19日
ただ「契約だから」「必要ないから」と言って雇止めすることは権利の濫用で無効だ、という画期的な判決が出ました ~加茂暁星高校事件~
(事務所誌「ほなみ」第108号掲載) 私立高校に長年勤務し、常勤の教員と同じように仕事をしてきた非常勤講師(1年ごとの契約)の先生方を、「雇用期間が満了した」「与える授業数がない」という形式的な理由だけで雇止めした事件で、そのようなやり方は解雇権の濫用で無効であるとの判決が出ました(昨年12月... 続きを読む
2011年5月11日
個人の責任を断罪した新潟厚生連河内事件判決
(事務所誌「ほなみ」第108号掲載) 新潟地裁は、3月31日に、新潟厚生連河内事件について、被告3名の個人責任を認め、慰謝料の支払いを命ずる判決がなしました。 長年労組の委員長をしていた堀内元理事長に対しては、看護師河内イヨさんへの違法な転勤命令によって平成11年4月から平成15年12月に職... 続きを読む
2011年4月12日
ノーモア・ミナマタ新潟訴訟で和解成立
(第三者委員会で全員が救済対象に) 基本的合意を受けて昨年11月22日に設置された第三者委員会に提出するための第三者診断が、12月6日から新潟大学医歯学総合病院で始まり、2月16日までの間に往診も含めて171名の原告が受診した。第... 続きを読む
2011年1月24日
新潟厚生連河内事件結審3月25日判決へ
(事務所誌「ほなみ」第107号掲載) 新潟厚生連三条総合病院の看護師河内イヨさんは平成11年3月に受けた看護学校への転勤命令の不当労働行為によって職場から排除され、不当労働行為救済申立事件に勝利し、平成15年12月25日に職場復帰しました。 職場復帰後も、労組の執行委員長と書記長が中心と... 続きを読む
2011年1月21日
ノーモア・ミナマタ新潟訴訟-基本合意後の動き
~松本環境大臣が謝罪~ 昨年10月21日に成立した基本合意をふまえて、現在、和解に向けた取り組みが進行中である。12月16日の第8回弁論(第4回和解協議)では、国(環境省)から裁判所に基本合意に基づく取組状況が報告された。 ひとつは、就任間もない松本龍環境大臣が謝罪のため、11月23日に新潟を... 続きを読む
2010年12月24日
「非常勤講師」の雇止めは権利の濫用であるから無効だとする画期的な判決が出ました
暮れも押し迫った平成22年12月22日、長年私立高校に勤務し常勤教員と同じように仕事をしてきた非常勤講師の先生方を「雇用期間が満了した」という形式的な理由だけで解雇(雇止め)した事件で、そのような解雇(雇止め)は解雇権の濫用で無効であるとの判決が出ました。 新潟県の中央部に位置する加茂暁星高校は... 続きを読む
2010年10月29日
ノーモア・ミナマタ新潟訴訟で和解の基本合意が成立
第3回和解協議で基本合意が成立 7月8日の第5回口頭弁論で、草野裁判長から和解の勧告がなされ、直ちに最初の和解協議が行われた(第1回和解協議)。和解協議は、9月16日の第6回口頭弁論の後も行われ(第2回和解協議)、さらに10月21日の第7回口頭弁論の当日(第3回和解協議)も弁論に引き続いて行われ... 続きを読む
2010年7月26日
ノーモア・ミナマタ新潟訴訟第5回弁論
昭電の対応の変化 5月20日に開かれた前回の弁論で、原告から、「被害者の生の声をたくさん聞いてほしい」「信頼関係を実感できない」という厳しい注文や批判を受けた昭和電工だったが、この弁論を契機に対応に変化が生じた。 5月26日には村田常務が新潟に来県し、阿賀野患者会の会員と面談して被害者の苦しみ... 続きを読む
2010年6月30日
ノーモア・ミナマタ新潟訴訟第4回弁論
第5陣提訴で原告は113名に 2月4日に開かれた第3回弁論から5月20日の第4回弁論までの3ヶ月余りの間、水俣病問題について大きな動きがあった。第1は、熊本地裁に係属中のノーモア・ミナマタ国賠訴訟で、3月29日に裁判上の和解に向けての基本合意が成立したこと。第2は、水俣病特別措置法について、4月... 続きを読む