2016年2月2日
ノルマが達成できないことで度の過ぎた叱責・指導で労災に
Aさんは、営業の仕事をしていましたが、営業所長が変わり、毎月の売上の数値目標が一方的に決められ、営業成績をあげると時には過大なノルマを決められることもありました。帰社後の所長とのミーティングで「売上げがでていないのはどうしてだ」、「何故できないのか」と、毎日のように約3年間にわたって叱責され続けました。
Aさんは帰社後の所長とのミーティングがつらく、次第に不眠、食欲不振となり、身体がだるい、ときには死にたいと思うようになり、うつ病と診断されました。
新潟地裁はいじめやセクハラのような出来事が繰り返されるものについては、発病前6か月以内の出来事に限定するではなく、その開始からのすべての行為を対象としてストレスとなる出来事を評価すべきであるとして、Aさんを労災と認めました。
弁護士 土屋 俊幸
著者:土屋 俊幸
パソコンのハードとOSに強く、当事務所のパソコン機器のメンテナンス係りです。自分で高性能のパソコンを自作しています。オーディオが趣味で、最近では、デジタル信号をアナログ信号に変換する機器(DAC)にiPadをつなぎ、どのUSBケーブルだと良い音ができるのかを試行錯誤をしています。ハイレゾ音源とYouTubeのヒアノ演奏や交響楽団の演奏を真空管アンプで、30年前に買ったスピーカーで、音の歪みのもたらす音に聴き入る時間をつくりたいと思っています。論文検索や技術情報の収集など情報検索を駆使しての情報集めを得意としています。オーディオの世界と仕事では燻銀の経験と粘りで頑張っています。
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