2011年10月4日
パワハラ自殺に公務災害認定を
(事務所誌「ほなみ」第109号掲載) 新潟市水道局職員であったAさんが上司からのパワーハラスメントを苦にして自殺した件について、地公災新潟市支部長が公務外認定を下した件について、遺族が公務災害認定を受けるため、審査請求を行っています。 Aさんは、家族旅行の... 続きを読む
2011年5月18日 |著者: 近藤 明彦
震災からの復興へ向けて
(事務所誌「ほなみ」第108号掲載) たった一瞬ですべてを失うとはまさにこのようなことを言うのでしょう。 東日本大震災で命を落とされた方々、被災された方々に対し、改めて、お悔やみとお見舞いを申し上げます。 震災からの復興に必要なことは、余りにも多く、ここですべてを語ることは到底できませんが... 続きを読む
2011年3月28日 |著者: 近藤 明彦
震災に伴う法律問題について
未曾有の大災害につき、亡くなられた方々に対し、深く哀悼の意を表します。そして被災された方々にお見舞いを申し上げ、一刻も早い復興を祈ります。 現状では、まだまだ日々の生活のことで手一杯の人が多いかと思いますが、震災は、多くの法律問題を伴うことがあります。 新潟では、近年、中越地震、中越沖地震の... 続きを読む
2011年3月2日 |著者: 近藤 明彦
パワハラに関する裁判例の紹介
社会問題となっているパワハラ。 パワハラによってうつ病等の精神疾患となったり、自殺される方が後を絶たない状況にあります。 パワハラによって自殺したような場合、常に、労働災害や公務災害として認められるわけではなく、使用者側に損害賠償義務が発生するとは限りません。労災であれば、厚労省の認定基準に合致... 続きを読む
2011年1月25日 |著者: 近藤 明彦
お互いの人格が尊重される職場作りへ
(事務所誌「ほなみ」第107号掲載) ~五泉市懲戒処分取消判決~ 五泉市の職員に対する戒告処分の取消を求めた訴訟で、新潟地方裁判所は、昨年11月11日、戒告処分は違法であり取消すとの判決を下しました。 この事案は、処分を受けた職員の方は課長補佐で、管理職に該当しないにもかかわらず、... 続きを読む
2010年10月22日 |著者: 近藤 明彦
ドメスティック・バイオレンスにおける「支配」
(事務所誌「ほなみ」第106号掲載) DV(ドメスティック・バイオレンス)には、色々な種類がある。以前は暴力だけを捉えて、DVと言われていたが、現在では、精神的虐待、性的虐待、経済的虐待などもDVと社会的に認知されるようになった。 他方で、このような概念の広がりに伴い、どこからがDVかわからない... 続きを読む
2010年6月3日
働く者のいのちが大切にされる社会へ ~大橋公務災害で知事が遺族に謝罪~
2004年に長時間労働を原因に自死した新潟県職員大橋和彦さん(当時34歳)は、2009年2月9日、地公災新潟県支部審査会の裁決を受け、公務災害と認定されました。その後、遺族、弁護団、組合は、本件の全面解決に向け、知事の謝罪を求めてきました。 大橋さんの命は残念ながら戻ることがありません。せめて、大... 続きを読む
2010年5月12日 |著者: 近藤 明彦
新潟県弁護士会副会長就任の御挨拶
本年4月より、1年間の任期で、新潟県弁護士会の副会長に就任することになりました。裁判員裁判の実施後の検証や様々な人権課題が山積しておりますが、県民の皆様にとって、弁護士がより身近で頼りがいのある存在となるよう微力を尽くしたいと思います。日常業務には支障がないように努めますので、よろしくお願い申し上げ... 続きを読む
2010年2月8日
エコ(eco)の思想が指し示すもの
(2010年正月号ほなみ掲載) 「エコ(eco)」という言葉はだいぶ前からあったが、完全に市民権を得たのは、昨年くらいからであろうか。今や直接家計に影響しない場面であっても、電気や水道のつけ放しだけではなく、CO2を削減するために、冷暖房を控えめにしたり、ごみを減らすために、コンビニなどでも、「袋... 続きを読む
2009年6月18日 |著者: 近藤 明彦
大橋和彦さんの過労自殺事件で公務災害認定
(2009年5月15日発行ほなみ掲載) 去る1月29日、地方公務員災害補償基金新潟県支部審査会は、県職員であった大橋和彦さんの自殺を公務外とした原処分を取り消し、公務上の災害であるとの裁決を下しました。当時34歳であった大橋さんが亡くなってから6年半の年月を費やしての勝利です。 大橋さんは、平... 続きを読む