2014年6月2日 |著者: 近藤 明彦
古い先祖名義のままの不動産どうする?
自宅の土地や建物が何十年も前に亡くなった先祖の名義のままになっているという例がよくあります。 このような不動産を自分の名義に変える方法としては、 相続人全員による遺産分割の協議を行うことが考えられますが、何代も前の先祖の名義となっている場合、相続人は何十人にも及ぶことがあり、遺産分割協議を成立させ... 続きを読む
2014年3月1日
原発賠償第1回口頭弁論が開かれました
原発事故により福島県から新潟へ避難した方々が原告となり、東京電力と国を被告にした原発損害賠償訴訟の第1回口頭弁論が、2月14日(金)午前10時から新潟地方裁判所で開かれました。 当日は大勢の原告や関係者の皆様が参加され、傍聴券が発行され、原告席と傍聴席は満席に埋め尽くされました。第1回口頭弁論では... 続きを読む
2014年2月3日 |著者: 近藤 明彦
面会交流の約束が守られないとき
面会交流とは、離婚後又は別居中に子どもを養育・監護していない方の親が子どもと面会等を行うことをいいます。 しかし、面会交流を調停等で取り決めても、その取決めが守られないことがあります。子どもが風邪を引いたり、学校の行事など正当な理由による変更はやむを得ませんが、子どもに会わせたくないという親... 続きを読む
2014年1月17日 |著者: 近藤 明彦
遺言を書いておくのも悪くない
新年早々遺言なんて縁起でもないと思われる方もいらっしゃることでしょう。しかし、「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、遺言書の作成は「人生の計」ともいえるものです。少しだけ、これからのことを考えておきませんか。 1. 遺言書がないとどうなる? 遺言書がない場合、相続人は法律で定められた... 続きを読む
2013年10月21日 |著者: 近藤 明彦
保証人救済事例が判例雑誌に掲載されました
以前、保証人の救済事例として、私が関与した東京高裁平成24年5月24日判決を紹介しました。→https://niigatagoudou-lo.jp/?p=966 この判決は、これまで動機の錯誤として扱われ、容易には認められなかった主債務者の資力・信用・担保余力に関する錯誤のケースにおいて、保証人... 続きを読む
2013年9月11日 |著者: 近藤 明彦
憲法第97条の思想
(事務所誌「ほなみ」第114号掲載) 第10章 最高法規 第97条 「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、この権利は、…現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」第98条 「この憲法は、国の最高... 続きを読む
2013年6月20日 |著者: 近藤 明彦
先物取引の被害に遭われた方へ(その1) 手数料稼ぎの取引
業者から儲け話を聞かされ、金、ゴム、トウモロコシ、大豆などの先物取引をやったが、多額の損失を被ってしまったという方をよくみかけます。 そのような場合、勧誘されたとはいえ、最終的には自分の判断で取引をしてしまったのだから、あきらめるしかないと考えてしまう方が多いようです。または、担当者から、絶対... 続きを読む
2013年2月13日
保証人救済の一事例 ~人生、保証人になるべからず~
(事務所誌ほなみ第112号掲載) 5月24日、東京高裁において、銀行(その債権譲受会社)の保証人に対する約1億円に及ぶ請求を退ける判決が下されました。 法律家でない読者の方々にはそれが珍しいことなのかわからないかもしれません。しかし、わが国は、ハンコ社会と言われ、ハンコを押してしまった契約書... 続きを読む
2013年1月17日 |著者: 近藤 明彦
三手の読みと大局観
年頭に当たり、心にとどめておきたい教えを一つ紹介したいと思う。 十代の頃からトップ棋士として活躍し、四十を過ぎた今でも他を寄せつけない強さを誇る将棋の羽生善治三冠王は、多くの著書や講演で名言を残しているが、その中でも、「三手の読みと大局観」の重要性を語る部分が、強く印象に残っている。その二つを常に... 続きを読む
2011年11月30日 |著者: 近藤 明彦
遺言書の功罪
事務所誌「ほなみ第109号」掲載 遺言書さえ書いておいてもらえれば…と思うケースが少なくありません。 会社の跡取りや事業の後継者に株式や事業に必要な財産を確実に取得させたいような場合、相続人の中に問題のある人がいて、その人に遺産を与えたくない場合、子供たちの兄弟仲が... 続きを読む