2017年11月20日|著者:近藤 明彦
古い借金を請求され、支払ってしまった…
最近、「古い借金の請求を受けている」という相談を受けることがあります。既に10年くらい支払っていない借金について、高額の遅延利息を付加して請求され、「一部でも良いから払ってほしい」と手紙や電話などでしつこく催促されるケースが多いようです。 消費者金融などの貸金業者の債権の時効期間は、例外もあり... 続きを読む
2017年11月16日|著者:加賀谷 達郎
新潟大学法学部で講義をしています
本年度、新潟大学法学部の非常勤講師として、法学部生等を対象とする「弁護士と法」という講座の一部を担当しています。 私に割り当てられた担当分野は「労働事件」です(全3回)。身近に起こりうる労働問題について、私自身の実務経験も踏まえながら、聴講学生に説明をしています。 聴講学生の様子を見てい... 続きを読む
2017年11月15日|著者:金子 修
再びムチウチ症
1年ほど前に、交通事故で外傷性頸部症候群(ムチウチ)で後遺症14級かつ自覚症状だけという事件で、10年間(42才・女性)、15年間(34才・男性)を認める判決をもらったという記事を書きました。 最近、同じような事件で、やはり、日常生活上の不自由さを動画で見せたり、尋問で仕事上の辛さを具体的に語... 続きを読む
2017年11月8日|著者:二宮 淳悟
「危険運転致死傷罪」について
今年の10月31日、横浜地方検察庁は、神奈川県の東名高速で、追い越し車線に停車させられた夫婦が死亡した事件について、「過失運転致死傷」ではなく、より法定刑の重い「危険運転致死傷の罪」などで起訴したと報道されました。 自動車の運転と刑事罰について、以前は運転中に過失によって人を死傷させた場合は、... 続きを読む
2017年9月28日|著者:加賀谷 達郎
どうして交通事故の賠償問題を弁護士に相談・依頼する必要があるの?
交通事故の被害に遭うと、治療費・休業補償・後遺障害・修理代等の様々な損害が発生します。 被害者の方は、ご自身の被った損害を賠償してもらうため、保険会社・共済の担当者(以下「保険会社」といいます。)と交渉する必要があります。もっとも、保険会社の提示する賠償額は、裁判で認められる金額の目安(い... 続きを読む
2017年9月22日|著者:小川 和男
「相続人が誰もいない」場合ってどうなるの?
遺産は、法律で定められた相続人が相続するのが原則です。しかし、故人(被相続人)に相続人がいない場合、その遺産はどうなるのでしょうか? 被相続人に相続人がいない場合、遺産は全て国に帰属するのが原則です。 しかし、一定の場合には相続権のない人(内縁の夫や妻、事実上の養子、献身的に面倒を... 続きを読む
2017年9月8日|著者:中村 周而
不貞行為をした配偶者の婚姻費用分担請求は認められるか
夫婦は、婚姻中はいわゆる生活保持義務としての婚姻費用分担義務を負っています。たとえば会社員の夫が専業主婦の妻や幼い子を残して別居した場合、妻は夫に対して婚姻費用分担請求をすることができます。 しかし、別居に至った原因が、専ら又は主に婚姻費用分担請求の権利者(先ほどの例では妻)にある場合、多... 続きを読む
2017年9月6日|著者:近藤 明彦
債務整理の奥の手「個人再生」
借金の整理の方法として、自己破産と任意整理はよく知られています。しかし、第三の選択肢ともいえる「個人再生」は意外に利用が少ないようです。 私の経験では、多重債務に悩み法律相談を受けてみたが、思うような解決策を得られなかったという方からの相談を受けた場合、債務整理の奥の手ともいえる「個人再生... 続きを読む
2017年8月16日|著者:金子 修
時給1500円には夢がある
少し過去のことですが、「時給1500円には夢がある!」と最低賃金額の大幅引き上げを求め、若者たちが東京・新宿でデモをして注目されたそうです。 『最低賃金額』(サイチンと略されます)は、それ未満で働かせると単に安過ぎると批判されるだけでなく、裁判にかけられ刑事罰が課せられる賃金額です。若者たちの... 続きを読む
2017年8月9日|著者:近藤 明彦
遺言書に関するご相談について
Q 遺言書を作った方がいいのですか? A 遺言書がない場合、残された相続人は、遺産の分割を協議することになりますが、分け方をめぐって争いになることがよくあります。遺言書を作成しておけば、そのような争いを防ぐことができます。 特に、会社や農業の承継などのために、特定の財産を特定の相続... 続きを読む