2011年1月11日 |著者: 金子 修
次の10年に向けて
(事務所誌「ほなみ」第107号掲載) 2010年を過ぎて、21世紀の最初の10年が終わりました。アッと言う間ですね。若者がベルリンの壁によじ登り、ツルハシで壁を叩きこわそうとしているTV映像はさらにその10年前でした。つい昨日のようです。 「20世紀は戦争の世紀、21世紀は明るい平和の世紀」と... 続きを読む
2010年12月27日 |著者: 新潟合同法律事務所 事務局
未公開株・社債など投資詐欺にご用心!!
「銀行に預けるより高金利」「リスクが低い」などと言って、投資話を持ちかけられた方はご用心ください。 相手方の手口は巧妙化しており、公的機関などの第三者を装った人から「その会社の社債は安全」という電話がかかってきたり、返金を申し出ても、「1週間以内に保険会社に保険料を払えば6割は払い戻す」「... 続きを読む
2010年12月24日
「非常勤講師」の雇止めは権利の濫用であるから無効だとする画期的な判決が出ました
暮れも押し迫った平成22年12月22日、長年私立高校に勤務し常勤教員と同じように仕事をしてきた非常勤講師の先生方を「雇用期間が満了した」という形式的な理由だけで解雇(雇止め)した事件で、そのような解雇(雇止め)は解雇権の濫用で無効であるとの判決が出ました。 新潟県の中央部に位置する加茂暁星高校は... 続きを読む
2010年11月30日 |著者: 小川 和男
最高検による取調べメモ廃棄指示
先日、最高検察庁が、2008年に全国の検察庁へ取調べメモの適切な保管について通知をした際に、不要なメモの廃棄を促す「補足説明」文書を出していたことが明らかになりました。 この「補足説明」文書には、「必要性の乏しいものを安易に保管しておくことで、無用に開示を巡る問題が生じかねない」ので、「組織的に... 続きを読む
2010年11月26日 |著者: 金子 修
裁判員裁判の弁護人を経験して思ったこと
少し前ですが、今年の9月上旬、裁判員裁判事件の弁護人を経験しました。真っ向から無罪を主張する事件でした(犯人は私ではない、私にはアリバイがある、というものでした。)。少し感想を述べます。 とにかく新鮮でした。自分の世界・業界の中へ外から風が吹き込んだという感じがしました。 「ひょっとして... 続きを読む
2010年11月19日 |著者: 小淵 真史
商品先物取引被害について
2010年10月29日から同月30日にかけて,先物取引被害全国研究会が新潟市で行われたので,出席してきました。同研究会は,先物取引被害を救済するために有志の弁護士が参加しており,年2回のペースで全国研究会を行っています。今回の研究会では,訴訟の実務に関する工夫点の報告,学者による講義,最近の事... 続きを読む
2010年10月29日
ノーモア・ミナマタ新潟訴訟で和解の基本合意が成立
第3回和解協議で基本合意が成立 7月8日の第5回口頭弁論で、草野裁判長から和解の勧告がなされ、直ちに最初の和解協議が行われた(第1回和解協議)。和解協議は、9月16日の第6回口頭弁論の後も行われ(第2回和解協議)、さらに10月21日の第7回口頭弁論の当日(第3回和解協議)も弁論に引き続いて行われ... 続きを読む
2010年10月22日 |著者: 近藤 明彦
ドメスティック・バイオレンスにおける「支配」
(事務所誌「ほなみ」第106号掲載) DV(ドメスティック・バイオレンス)には、色々な種類がある。以前は暴力だけを捉えて、DVと言われていたが、現在では、精神的虐待、性的虐待、経済的虐待などもDVと社会的に認知されるようになった。 他方で、このような概念の広がりに伴い、どこからがDVかわからない... 続きを読む
2010年10月20日 |著者: 小川 和男
「イクメン」になって、女性の働く権利の実現を
(事務所誌「ほなみ」第106号掲載) 男性の育児参加を後押しする改正育児・介護休業法が、今年の6月に施行されました。最近、厚生労働省も、「イクメンプロジェクト」なるものを立ち上げ、子育てを積極的に楽しむ父親を応援しているようです。 昔は、男性は外に働きに出て、育児はほとんど女性がするという社... 続きを読む
2010年10月18日 |著者: 土屋 俊幸
子どもの人権を侵害する「スクール・セクハラ」
(事務所誌「ほなみ」第106号掲載) 体育系部活の教職員がマッサージと称して女子生徒の身体を触るとか、大会に負けたため根性を入れ直すと称して部員の男子生徒達に下半身裸でランニングさせる事例、「大会に出場させてやる」などという利益供与と拒否すれば出場できないという不利益で誘惑したり、習字の筆使い... 続きを読む