2014年3月3日 |著者: 土屋 俊幸
前回の交通事故と同じ14級9号に該当する症状があるのに、今回の事故の後遺障害は前回によりも重くないので、保険金を支払ってくれない?
Q 私は、10年以上前に交通事故で、首や腰部の痛みが残り、14級9号「局部に神経症状を残すもの」に該当し、後遺障害が認められました。前回の交通事故の示談の際、14級の場合には5年しか逸失利益は認められないと言われ、年収に5年に相当する係数と5%の労働能力喪失率を乗じて計算した額で示談しました。 前回... 続きを読む
2014年1月27日 |著者: 土屋 俊幸
ストレス関連症状と温泉の効用
温泉地に行くと、脱衣所などに温泉の成分や効用、禁忌症などの注意事項が書かれているのを目にし、この温泉が何に効くのかと思いながら、入浴をすることがあると思います。 温泉の成分や効用など注意事項の表示は温泉法で義務付けられていますが、環境省は32年ぶりに入浴上の注意を定めた温泉法の基準の見直し... 続きを読む
2014年1月21日 |著者: 土屋 俊幸
食への信頼の回復を!
事務所誌「ほなみ第115号」掲載 昨年の「ユーキャン新語・流行語大賞は、「じぇじぇじぇ」、「倍返し」、「今でしょ」、「お・も・て・な・し」でしたが、昨年は著名ホテルや百貨店のレスランなどの「おもてなし」の世界で、「じぇじぇじぇ」と驚くようなメニューの虚偽表示が話題となりました。 料理に使う食材... 続きを読む
2013年12月16日 |著者: 土屋 俊幸
労働組合に加入していることを理由とする不利益扱いで、会社社長に個人賠償
労働組合法7条1号は、労働組合に加入し又は組合活動を行ったことで、使用者が解雇をしたり、昇給や昇進の差別、懲戒処分をするなどの不利益な扱いをすることを不当労働行為として禁止しています。 組合員であることで差別的な扱いを受けた場合には労働委員会に不当労働行為の申立をすることで、不利益扱いをや... 続きを読む
2013年9月12日 |著者: 土屋 俊幸
(株)貧困大国アメリカ」もどきにならないために
生活保護法の改悪、TPPの参加など憲法25条が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」さえも危機に直面しています。「TTPに参加すれば食品が安くなる」、「民営化すれば行政サービスもよくなる」と言われて、日本社会を改造する政治が進められています。 岩波新書「(株)貧困大国アメリカ」(堤未果著)を... 続きを読む
2013年1月24日 |著者: 土屋 俊幸
自転車の交通事故
(事務所誌 ほなみ 第113号掲載 法律相談) Q 道路の左端を自転車で走っていたら、対抗して右側走行をする自転車がぶつかってきて、私は転倒して骨折して入院しました。 加害者はスーパーで買った鉢植えの花を抑えていて前をよく見ていなかったため衝突したのですが、自転車も道路交通法が適用されるのでしょう... 続きを読む
2012年12月25日 |著者: 土屋 俊幸
クレジットカードの決済代行サービスをご存知ですか
(事務所誌「ほなみ」第112号掲載) インターネットの出会い系サイトや競馬情報などの利用料を支払うためにクレジットカードの情報を入力したら、聞いたこともない会社の、しかも海外利用という内容のカード利用の請求書がカード会社から送られて来たという相談があります。 インターネットサイトで、情報提供など... 続きを読む
2012年5月7日
「うつ病を発症したのは、上司による叱責が原因」として労災不支給処分を取り消す勝訴判決!
Aさんは1992年に、清掃用品や清掃用ユニホームを扱う会社に入社し、順調な営業成績を残してきました。しかし、2000年頃から、当時の上司から日常的に厳しいノルマを課せられ、毎日のようにノルマの達成について問い詰められ、Aさんは徐々に「うつ状態」となってしまいました。 その後も、上司から厳... 続きを読む
2011年11月9日 |著者: 土屋 俊幸
脱原発の声をあげるとき
事務所誌「ほなみ」109号掲載 3月11日に起きた東日本大地震による原発事故は、汚染の広がりの実態が調査されないまま、雨で落ちた地表の放射性物質は放置され、飲料水、肉牛、お茶や魚介類など食の安全が脅かされています。福島原発の事故は東電の柏崎刈羽原発のある新潟でも、一度事故が起これば、50㎞以上離れ... 続きを読む
2011年5月11日
個人の責任を断罪した新潟厚生連河内事件判決
(事務所誌「ほなみ」第108号掲載) 新潟地裁は、3月31日に、新潟厚生連河内事件について、被告3名の個人責任を認め、慰謝料の支払いを命ずる判決がなしました。 長年労組の委員長をしていた堀内元理事長に対しては、看護師河内イヨさんへの違法な転勤命令によって平成11年4月から平成15年12月に職... 続きを読む