2018年7月9日|著者:二宮 淳悟
「YOUTUBER」とマナー
先日、とあるラーメン屋さんに行ったところ、若い男性の2人がラーメンを食べながら大きなカメラをもって動画を撮影していました。ラーメンも美味しいし、取材も来るだろうなと思っていましたが、その方々が退店した後に、その撮影はお店にことわりなく行われていたものであることがわかりました。 食事を楽しむはず... 続きを読む
2018年6月29日|著者:中村 周而
「渾」の文字は「常用平易な文字」にあたるか
「渾身の力を込めて」とか、「渾々と清水が湧き出る」とか、「渾」の文字はさまざまな場面で使われていますね。力強さや勢いを感じさせるこの文字をわが子の名前に使おうと思う人がいても不思議ではありません。 ところが長男「渾」君の出生届を戸籍管掌者である区長に提出したところ、不受理とされ、出生届を受理す... 続きを読む
2018年6月22日|著者:小川 和男
無罪判決を受けた場合の補償について(その1)
先日、ニュース・トピックス欄で無罪判決の報告をさせていただきましたが、無罪判決を受けた人は疑われたことに対する補償を請求することができるかどうかについて、補足して説明します。 刑事訴訟で無罪判決を受けた場合、国に対して金銭の補償を請求することができます。 そして、その補償は、①刑事補償請求と②... 続きを読む
2018年6月19日|著者:近藤 明彦
連帯保証人による弁済と消滅時効
銀行、クレジット会社、消費者金融などの業者による貸付けの時効期間は、原則5年間ですが、借主が弁済を続けている限りにおいては時効となることはありません。それは借主が弁済するということは、債務(借金)の存在を認めていることになるからで、その都度、時効は中断し、弁済の時から再び時効期間が進行していくことに... 続きを読む
2018年6月15日|著者:鈴木 麻理絵
店長と残業代
「店長」と言えば「管理職」、管理職であれば残業代は支払われなくて当然、と思っている方、いらっしゃいませんか?実は、「店長」という地位にあっても残業代が支払われなければならないケースがあるんです。 そもそも、管理職には残業代を支払わなくてよいのでしょうか?この点、労働基準法41条で、「労働時間、... 続きを読む
2018年6月11日|著者:小淵真史
なぜ立憲主義が必要なのか
10年前と比べると「立憲主義」という言葉を,テレビや新聞で多く見聞きするようになりました。 立憲主義とは,憲法により国家権力を制限し権力の恣意を防ぎ,個人の自由,権利を確保しようという考えで,近代憲法の原則とされています。 日本国憲法も立憲主義に基づいているわけですが,では,なぜ立憲主義が必要な... 続きを読む
2018年6月4日|著者:二宮 淳悟
「供述の信用性」について
昨今「指示したことはない」「報告をしていない」「記憶にない」「記録もない」…という発言がテレビを通じて聞こえてきます。本当ですか?というレベルを通り越して、嘘を言っていると確信してしまうことも少なくありません。 裁判でも、双方の「言い分(供述)」が真っ向から反するということがしばしばあります(... 続きを読む
2018年6月1日|著者:加賀谷 達郎
新潟県外にお住まいの方からのご相談・ご依頼について
当事務所は新潟市内にあるため、同市内または新潟県内の方からご相談・ご依頼を受けることが多いです。 その一方、「県外に居住している人の相談・依頼はどうなのか。」との疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。 打ち合わせの手間や費用(特に交通費や移動時間)を考慮すると、本来は、同一市内または... 続きを読む
2018年5月28日|著者:二宮 淳悟
インターネットにおけるトラブルについて
1 インターネット上のトラブルについて いまや多くの方が日々の生活で「インターネット」を利用しています。この記事を見ているあなたも「インターネット」の利用者です。昨今では、インターネットを使わずに生活している方の方が少ないかもしれません。そのような時代だからこそ、安易に発信した情報や、インター... 続きを読む
2018年5月25日|著者:中村 周而
親権者の父が母に親権に基づき子の引き渡しを求めることが権利の濫用に当たるとされた事例
本件は、離婚して子の親権者になった父(抗告人)が、子の母に対して親権に基づく妨害排除請求として子の引渡しを求めたのは「権利の濫用」にあたるとされたケースです(平成29年12月5日最高裁第三小法廷決定)。 そもそも、離婚した父母のうち子の親権者と定められた一方が、民事訴訟の手... 続きを読む