2016年2月19日|著者:中村 周而
遺留分ってなに?
(事務所誌ほなみ第119号掲載) 新年おめでとうございます。今回の法律相談で取り上げるテーマは遺留分です。相談者は、最近、夫を亡くした主婦で、夫婦で農業を営んでいました。2人の子(長男と長女)がいて、長女夫婦と同居しており、長男は独立して別の事業をしています。生前、夫が作成していた公正証書遺言... 続きを読む
2016年2月17日|著者:鈴木 麻理絵
養育費の不払いには「履行勧告」制度の利用を
「家庭裁判所で養育費として月3万円を支払うという内容の調停が成立したにもかかわらず、相手方が支払ってくれません。どうしたら良いでしょうか。」という相談を受けました。この場合、相手方に対して支払を強制するには、相手方の財産(預貯金や給料等)を差し押さえてその財産から満足を得るという「強制執行」の手続を... 続きを読む
2016年2月10日|著者:小川 和男
家族による「経済的虐待」が増えている?
最近、新潟県のある地方自治体と成年後見等についての協議をする機会があり、そこで、家族による「経済的虐待」の事案が増えていると聞きました。 経済的虐待とは、認知症になった高齢者の預金や年金を家族が使ってしまうというものですが、そのケースでは、地域包括支援センターの担当者が成年後見制度を勧めても、... 続きを読む
2016年2月5日|著者:近藤 明彦
知ってますか「自庁処理」
離婚などの調停事件は、相手方の住所地が管轄裁判所とされています。したがって、東京に嫁いだが、DV被害等で、子どもを連れて新潟の実家に帰り、夫が東京にいるという場合には、原則として、東京の家庭裁判所に離婚調停を申し立てないといけません。しかし、まだ子どもが幼いとか経済的な理由などで、東京の家裁まで行く... 続きを読む
2016年2月4日|著者:金子 修
ムチウチは3年~5年にあらず
(事務所誌ほなみ第119号掲載) 昨年ちょっぴり嬉しかったことがありました。 交通事故で外傷性頸部症候群(ムチウチ)の後遺症が残ったものの、保険会社から、一番軽い14級でかつ自覚症状だけだとして3年間あるいはせいぜい5年間しか認めないとされた事件で、10年間(42才・女性)、15年間(3... 続きを読む
2016年2月2日|著者:土屋 俊幸
ノルマが達成できないことで度の過ぎた叱責・指導で労災に
Aさんは、営業の仕事をしていましたが、営業所長が変わり、毎月の売上の数値目標が一方的に決められ、営業成績をあげると時には過大なノルマを決められることもありました。帰社後の所長とのミーティングで「売上げがでていないのはどうしてだ」、「何故できないのか」と、毎日のように約3年間にわたって叱責され続けまし... 続きを読む
2016年1月29日|著者:加賀谷 達郎
アンパンマン顔
新年あけましておめでとうございます。 当事務所に入所してから、体調を大きく崩すことなく、入所当時のスリムな体型も辛うじて維持できています。 そんな私ですが、スリムな体型の割に顔がふっくらしています(写真のとおりです。体型が写らず残念。)。そのため、昔も今も、友人から「アンパンマンみたいな顔」... 続きを読む
2016年1月28日|著者:中村 周而
ミナマタ60年
昨年は新潟水俣病の公式確認50年の年でしたが、今年は熊本水俣病の公式発見から60年目にあたります。いま熊本地裁では、1156人の被害者が国と熊本県、加害企業のチッソを相手に裁判を行っています。昨年12月7日には、新潟市内でノーモア・ミナマタ第2次新潟訴訟の原告の皆さんが街頭宣伝を行いましたが、九州か... 続きを読む
2016年1月26日|著者:二宮 淳悟
「約束を守る」ということ
2016年もよろしくお願い申し上げます。日々の業務を通じ、多くの方々と出会い、支えられております。心から御礼申し上げます。 さて、新潟で弁護士としてのスタートをきってから5年が経ちました。今振り返れば、新潟の出身ではない私にとって、最初のハードルは「地名」でした。相談や打ち合わせの際に「電車通... 続きを読む
2016年1月22日|著者:鈴木 麻理絵
裁判傍聴あるある
( 事務所誌ほなみ第119号掲載) 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、皆さんは裁判を傍聴したことがありますか?興味はあるけれども機会がなくて傍聴したことがないという方や、傍聴してみたものの専門用語が飛び交って何をやっているのかさっぱり分からなかっ... 続きを読む