2009年6月18日|著者:小淵真史
歌と踊りと表現と憲法
(2009年5月15日発行ほなみ掲載) 人は、なぜ歌ったり踊ったりするのか? 古くは、豊穣や戦勝を祈ったり死者の霊を慰めるときなどに歌や踊りが行われていたという。 人間には喜怒哀楽といった感情があり、それを誰かに伝えたいというときにも歌や踊りといった手法が使われてきた。 歌や踊りだけではな... 続きを読む
2009年4月7日|著者:中村 周而
時間外労働が100時間を超える長時間労働による過労自殺に労災認定の決定
時間外労働が月100時間を超える長時間労働を恒常的に強いられ、過労自殺に追い込まれたAさんの遺族が審査請求人となって労災認定の審査請求を求めていた事件で、3月27日、新潟労働局の新潟労働者災害補償保険審査官は、「Aさんの自殺は、会社の業務に起因する精神障害によるもの」と認定し、業務起因性を否定した... 続きを読む
2009年3月30日|著者:金子 修
ポチはモノ?
ポチは6才。赤ん坊の時にTさんが親戚からもらい受けた柴犬です。おとなしく、ちゃんと躾けもできていて、いつもTさんと小学校の長女に愛嬌をふりまき、一緒にふとんの中で寝ます。母子2人はいつも慰められていました。 ある休日、大好きなドライブに行くため、ポチは、車道の端っこでお座りをし、道路わきの車庫から... 続きを読む
2009年3月9日|著者:小川 和男
「壁と卵」
先日、ニュースでも報道されましたが、作家の村上春樹氏が、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式で行ったスピーチが大きな反響を呼びました。 「高くて頑丈な壁と、壁にぶつかれば壊れてしまう卵があるなら、私はいつでも卵の側に立つ」、体制を「壁」、個人(市民)を「卵」に例えて、パレスチナ自治区ガザ地区... 続きを読む
2009年2月6日|著者:金子 修
『裁判員裁判』で、どうする?
(2009年正月号ほなみ掲載) 「ただいま、いま帰ったよ。」 「アンタ、なんか裁判所からアンタ宛てに手紙が届いているのよ。」 「裁判所? オレなんか悪いことしたかな~、どれどれ。」 「裁判員裁判? 候補者名簿? なんだコレ。」 「ああ、それなの。『裁判員裁判』って素人が参加する新しい刑事裁... 続きを読む
2008年12月15日|著者:中村 周而
霊感商法事件と「北玄」販売員の逮捕
霊感商法の手口で念珠や水晶の置物などを販売していた新潟市内の株式会社北玄について、新潟県警は、11月27日、会社関係者3人を特定商取引法違反の容疑で逮捕しました。 マスコミ報道によれば、今回の逮捕容疑は、北玄の販売担当者が顧客に、高額の水晶や念珠の「売買契約を締結」させるために、これらの商品を買... 続きを読む
2008年11月5日|著者:新潟合同法律事務所 事務局
商品先物取引被害
先日,先物取引被害全国研究会に出席してきました。同研究会は,先物取引被害を救済するために有志の弁護士が集まり昭和57年に設立されたもので,年2回のペースで研究会を行っています。最近は,200~300人の弁護士が全国から参加しています。 今回の研究会では,訴訟の実務に関するパネルディスカッション,学... 続きを読む
2008年11月4日|著者:金子 修
土地の境界について
土地の境界をめぐる争いは、数は多くないですが昔から途絶えることはありません。 バブルのころ土地の価格が高かった時期、あるいは1坪○○○万円などという大都会ではいざ知らず、新潟の田舎でも土地境界をめぐる争いは少なくありません。コスト面からすれば明らかにペイしないのに、多額の経費をかけて血をつり上げて... 続きを読む
2008年10月15日|著者:中村 周而
多発する霊感商法被害
新潟県内でも統一協会の信者による霊感商法の被害が多発しています。 統一協会の霊感商法の特徴は、正体を隠して接近してくること。したがって、多くの被害者は、自分が霊感商法の被害にあったことに気づかないでいるケースが多くあります。 特徴的な手口はつぎのとおりです。 あなたの自宅に、印鑑や念珠の訪問販売員... 続きを読む
2008年9月22日|著者:金子 修
弁護士費用について
「弁護士に相談したいけれど、いくらかかるか分からない」「経済的に苦しくて弁護士費用を払えそうにない」「裁判までしても結局弁護士費用を支払うと手元に残らないのではないか」と心配される方も少なくありません。 サイフがきついから弁護士の援助が受けられない、というのでは権利の保護は絵に描いたモチでしかあり... 続きを読む