2012年12月17日 |著者: 金子 修
建築消費者?
事務所誌「ほなみ」第112号掲載 1 「消費者」に対抗する言葉はふつう「生産者」です。 しかし、ここでいう「消費者」は、「専門家」に対する「非専門家」(しろうと)、プロに対するアマチュアの意味に近い。日常生活をもっと便利に、もっと快適に、あるいはもっと財産を増やしたい、そんなありふれた欲求に、... 続きを読む
2012年11月5日
女性の貧困(サイレントプア)って?!(「あさイチ」を見て)
1 単身女性の貧困 本日11月5日(月)NHKの「あさイチ」で,「サイレントプア 声なき女性の貧困」の特集がされていました。貧困状態にある単身女性が,なかなか助けを求める声を上げられない,というのです。 確かに,お金の問題なので誰に相談したらいいのかわからない,という方は多いかもしれません。 番組... 続きを読む
2012年10月27日
巻で原発を阻止することができた謎
福島第一原子力発電所事故後、住民投票で原発を阻止した巻の人々の取り組みが取り上げられる機会が増えました。 しかし、柏崎刈羽ではなかなか盛り上がらなかった反原発の動きがなぜ巻では盛り上がったのか、よく理由が分かりませんでした。 今日の新潟日報「井上慶隆の今昔往来」では、西蒲原というのは昔からまと... 続きを読む
2012年10月12日
ある大学生の話
ある大学1年生(女性)の話です。 初めての東京で、一人暮らしを初め、約1年が経とうとしていた2月ころ。 アルバイトもいくつか経験し、働くという経験をして、ちょっと大人になった気がしていました。家賃の振込も、生活費のやりくりも、板についてきた頃です。 そんなある日の、午後9時過ぎ。 インター... 続きを読む
2012年8月17日
FM-NIIGATAに登場します!!
8月22日15時8分ころから、FM-NIIGATA・FIGUEROA中のコーナー「ヤンが代わりに聞いちゃう!エフエムお悩み法律相談所」でお話をします。 このコーナーは、ラジオリスナーから送られてきた相談をヤンさんが弁護士に聞き、弁護士が相談に答えるというものです。相談は、やらせ加工のない、まさにリ... 続きを読む
2012年7月20日
小学校に行ってきました。
7月17日、新潟市内の小学校にお邪魔し「人権と弁護士の仕事」について話をしてきました。新潟県弁護士会が取り組んでいる「弁護士と学ぼうプロジェクト」という、弁護士が各学校を訪問し児童生徒らと話などをする企画の一環で、私も一メンバーとして企画のお手伝いをさせてもらっています。 小学生の皆さんは元... 続きを読む
2012年7月2日 |著者: 中村 周而
水俣病の「申請受付」の打ち切りは許されない
(事務所誌「ほなみ111号」掲載) 2月3日、水俣病特別措置法に基づく救済申請の受付を今年の7月31日に打ち切るという細野環境大臣の発表に対して、各界から抗議と撤回を求める声があがっています。申請受付が始まった2010年5月から今年の2月末までの間の申請者数は、全国で5万1511人にのぼります... 続きを読む
2012年5月18日 |著者: 小川 和男
裁判員制度 今、何が問題なのか
(事務所誌「ほなみ」第111号掲載) 裁判員制度が開始されて3年が経過しようとしています。昨年末現在で3200件以上の判決が言い渡され、18000人を超える人が裁判員を務めています。 全国各地では、裁判員経験者と法曹三者の意見交換会が実施されており、そこでは、「良い経験になった」などという意... 続きを読む
2012年5月15日 |著者: 加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その5)
今回は、不動産売買契約の際にかかるお金のうち、公租公課について触れたいと思います。 公租公課は売買目的物の不動産に課税されるものであり、売買契約の本質的部分ではありません。しかし、所有者である以上、取得した不動産に対して課税される固定資産税等の税金を負担しなければなりません。そのため、固定資産... 続きを読む
2012年5月9日 |著者: 加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その4)
今回は、手付金について説明します。 手付は、契約締結に際し、当事者の一方から相手方に対して交付される金銭等の有価物をいいます。「手付」という言葉は、複数の意味で利用されますが、基本的には、買主が手付金を放棄して契約を解除でき、売主が手付金の倍額を買主に払って契約を解除することができることを意味し... 続きを読む