2013年12月17日 |著者: 金子 修
医療事故(民事賠償請求)のはなし(2)
弁護士に相談する前に何を準備したら、良い? ①医療事故に遇うまでの経過や現在の状態などを書いたメモの作成、②現在手元にある資料の整理、をお願いします。 ①のメモは、弁護士に事実を伝える上でとても有益です。事故が起きた経過を、最初から最後まで口頭だけて説明するのは、とても時間がかかり、弁護士としてもき... 続きを読む
2013年12月9日 |著者: 二宮 淳悟
原発事故による損害賠償請求権に関する消滅時効特例法が成立しました
本年12月4日、原発賠償に関し、消滅時効に関する特例法が成立しました。 主な内容は以下の2点です 1、東京電力に対する損害賠償請求権に関しては、 消滅時効の期間を「10年」とする。 2、除斥期間については、「不法行為の時」からではなく、 「損害が生じた時」から起算する。 1、については、民... 続きを読む
2013年11月27日 |著者: 小川 和男
取調べ可視化の「現在」
現在、刑事司法改革の重要な争点である取調べの録音・録画(可視化)の問題について、法制審議会の特別部会で議論が交わされています。 この部会では、可視化の範囲について、原則的に全過程の可視化を義務付ける案(但し、裁判員裁判対象事件のみ対象)と、取調官の一定の裁量に委ねる案、という2つの事務局案が示さ... 続きを読む
2013年11月6日 |著者: 加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その8)
前回の法律相談(不動産の売買契約(その7))では、以下のことをお話ししました。BさんがAさんから「甲」という土地を買って土地所有権を取得したとします。ところが、Bさんが甲の登記をAさんから移転してもらう前に、Aさんが、甲を、AさんとBさんの売買を知らないCさんに売って甲の登記をCさんに移転した場合、... 続きを読む
2013年10月21日 |著者: 近藤 明彦
保証人救済事例が判例雑誌に掲載されました
以前、保証人の救済事例として、私が関与した東京高裁平成24年5月24日判決を紹介しました。→https://niigatagoudou-lo.jp/?p=966 この判決は、これまで動機の錯誤として扱われ、容易には認められなかった主債務者の資力・信用・担保余力に関する錯誤のケースにおいて、保証人... 続きを読む
2013年10月15日 |著者: 金子 修
医療事故(民事賠償請求)のはなし(1)
弁護士は、何をしてくれるのですか? ⑴ 診療の過程で生じた思いがけない悪い結果(死亡や重い後遺症)が生じた場合、医師や病院に対し、民事上の法的責任(賠償金の請求)を求めることがあります。そのためには、 ① 医師や看護師などが、当時の医療水準にかなった適切な医療や看護をしなかったこと(過失) ②... 続きを読む
2013年10月7日 |著者: 加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その6)
長らく更新を中断していた「不動産に関する法律相談シリーズ」ですが、投稿を再開したいと思います。 今回は、所有権の移転時期についてお話をします。不動産売買契約では、目的物不動産の所有権はいつ移転すると思いますか。 この点に関して、特定物の所有権の移転時期は、法律上の障害がない限り、原則として売買契約成... 続きを読む
2013年9月10日 |著者: 二宮 淳悟
「あたりまえ」のこと
(事務所誌「ほなみ」第114号掲載) みなさんは、どこで生活し、仕事をし、生きていくかについて、どうやって決めるでしょうか。 ある人は、仕事の事情で、またある人は家族の事情で決めるかもしれません。私も、九州で生まれ育ちましたが、仕事の関係で縁あってここ新潟の地で弁護士として活動しています。この... 続きを読む
2013年9月4日 |著者: 加賀谷 達郎
大河ドラマ「八重の桜」を見て
(事務所誌「ほなみ」114号掲載) 私は、テレビドラマをあまり見ないのですが、NHKの大河ドラマ「八重の桜」だけは、ほぼ毎回欠かさずに見ています。 ドラマの前半では、幕末の動乱の中で時代に翻弄される、綾瀬はるかさん演じる山本八重(新島八重)をはじめとする会津藩の人々が中心的に描かれています。ド... 続きを読む
2013年7月4日
統一協会の信者が家族や協力者を訴えた損害賠償事件
違法な霊感商法や入教勧誘を行って他人に迷惑をかけていないだろうか。健康な生活を送っているのだろうか。統一協会信者の子どもを持つ親や家族の心配は尽きません。家族と信者が時間をかけて話し合い、お互いの信頼関係を深めることがとても大切なのですが、統一協会は信者に対して「反対牧師」対策などの教え込みを徹... 続きを読む