2013年10月11日|著者:加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その7)
不動産の売買契約によって目的物不動産の所有権を取得した場合、買主にとって最も大切なことは何でしょうか。 それは、目的物不動産の登記の移転手続を行うことです。どうして登記手続が必要だと思いますか。 目的物の登記を自己名義にしなければ、その目的物の所有権の取得を、第三者に対抗できないからです。「第三者に... 続きを読む
2013年10月7日|著者:加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その6)
長らく更新を中断していた「不動産に関する法律相談シリーズ」ですが、投稿を再開したいと思います。 今回は、所有権の移転時期についてお話をします。不動産売買契約では、目的物不動産の所有権はいつ移転すると思いますか。 この点に関して、特定物の所有権の移転時期は、法律上の障害がない限り、原則として売買契約成... 続きを読む
2013年9月17日|著者:加賀谷 達郎
グリーン回収便事件
ー勝利的解決。さらなる職場環境の改善に向けてー (事務所誌「ほなみ」第114号掲載) 北関東通商株式会社(以下「北関東通商」といいます。)は、「グリーン回収便」の商標を使用し、新潟市内を中心に古紙回収業を営んでいます。回収員は、各地域の新聞・雑誌・段ボールを回収し、回収量に応じてトイレッ... 続きを読む
2013年9月13日|著者:鈴木 麻理絵
「パワハラ」
(事務所誌ほなみ第114号掲載) Q.職場の上司から受けたパワハラのことで相談したいのですが。 A.上司から具体的にどのようなことをされたのでしょうか? Q.以前、私が些細なミスをした際、他の社員が大勢いる前で、「お前は覚えが悪いな」「バカかお前は」「無能だ」などと大声で怒鳴りつけられました。そ... 続きを読む
2013年9月10日|著者:二宮 淳悟
「あたりまえ」のこと
(事務所誌「ほなみ」第114号掲載) みなさんは、どこで生活し、仕事をし、生きていくかについて、どうやって決めるでしょうか。 ある人は、仕事の事情で、またある人は家族の事情で決めるかもしれません。私も、九州で生まれ育ちましたが、仕事の関係で縁あってここ新潟の地で弁護士として活動しています。この... 続きを読む
2013年9月4日|著者:加賀谷 達郎
大河ドラマ「八重の桜」を見て
(事務所誌「ほなみ」114号掲載) 私は、テレビドラマをあまり見ないのですが、NHKの大河ドラマ「八重の桜」だけは、ほぼ毎回欠かさずに見ています。 ドラマの前半では、幕末の動乱の中で時代に翻弄される、綾瀬はるかさん演じる山本八重(新島八重)をはじめとする会津藩の人々が中心的に描かれています。ド... 続きを読む
2013年7月4日|著者:中村 周而
統一協会の信者が家族や協力者を訴えた損害賠償事件
違法な霊感商法や入教勧誘を行って他人に迷惑をかけていないだろうか。健康な生活を送っているのだろうか。統一協会信者の子どもを持つ親や家族の心配は尽きません。家族と信者が時間をかけて話し合い、お互いの信頼関係を深めることがとても大切なのですが、統一協会は信者に対して「反対牧師」対策などの教え込みを徹... 続きを読む
2013年6月20日|著者:近藤 明彦
先物取引の被害に遭われた方へ(その1) 手数料稼ぎの取引
業者から儲け話を聞かされ、金、ゴム、トウモロコシ、大豆などの先物取引をやったが、多額の損失を被ってしまったという方をよくみかけます。 そのような場合、勧誘されたとはいえ、最終的には自分の判断で取引をしてしまったのだから、あきらめるしかないと考えてしまう方が多いようです。または、担当者から、絶対... 続きを読む
2013年5月27日|著者:二宮 淳悟
中越エクスプレス事件(労働)
労働基準法は、原則として「1日8時間、1週40時間を超えてはならない」としています(労基法32条)。例外的に、使用者と労働者の代表が「労使協定」という約束をした場合には、この法定時間を超えて働かせることができるとされています。これを「変形労働時間制」と言います。 中越エクスプレス事件では、会社... 続きを読む
2013年5月24日|著者:金子 修
他覚的所見のない痛みにつき14級相当かつ10年間の後遺症を認めた判決(交通事故)
平成25年3月22日、新潟地裁新発田支部で、交通事故により“けいつい捻挫”などの症状が発生した事件で、MRI検査などで他覚的所見が認められなかったが、14級に該当する後遺症があることを認め、かつ、後遺症の存続期間(労働能力喪失期間)を症状固定から10年間とするのが相当であるとの判決が出されました。 ... 続きを読む