2014年3月30日 |著者: 鈴木 麻理絵
法科大学院について考える
※以下は、私の個人的見解であり、事務所の見解ではありません。 新潟大学法科大学院が、2015年から入学者の募集を停止し、最終的には廃止する方針であることを明らかにしました。 私は新潟大学の法科大学院の出身ではありませんが、法科大学院で学んだ者として新潟大学法科大学院... 続きを読む
2014年3月23日 |著者: 中村 周而
環境省は水俣病「新通知」の撤回を
この3月7日、環境省が出した水俣病の認定に関する新通知(正式には環境省環境保健部長名で新潟県や関係自治体に出された「公健法に基づく水俣病の認定における総合的検討について」と題する通知)に対して、これでは水俣病患者の認定をさらに狭くし、これまでの被害者切り捨て策を強化することになりかねないという声... 続きを読む
2014年3月18日 |著者: 加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その10)
前回の「不動産の売買契約(その9)」の法律相談では、「BさんがAさんから甲土地を買い土地所有権を取得したが、Bさんが甲の登記を移転してもらう前に、Aさんが、甲を、AさんとBさんの売買を知っているCさんに売り、登記をCさんに移転した。Cさんが背信的悪意者に当たる場合、Bさんは、登記なくして、甲土地... 続きを読む
2014年3月9日 |著者: 鈴木 麻理絵
刑事事件Q&Aシリーズ2
Q:逮捕された場合、弁護士にきてもらうにはどうしたらいいのでしょうか?お金がなくても頼めるものですか? A:身柄を拘束されている被疑者にとって、自分のために助言や協力してくれる「弁護人」の存在はとても大切です。 新潟県弁護士会には「当番弁護士」という制度があります。こ... 続きを読む
2014年3月9日 |著者: 鈴木 麻理絵
刑事事件Q&Aシリーズ1
Q:息子が逮捕されました。突然のことでびっくりしています。息子はこれからどうなるのでしょうか? A:それは大変ですね。まず、逮捕から裁判前までの流れを簡単にご説明します。 息子さんは逮捕後、48時間以内に検察庁に送られます。 その後検察官が、息子さんについて「勾留」の必要性があると判... 続きを読む
2014年3月3日 |著者: 土屋 俊幸
前回の交通事故と同じ14級9号に該当する症状があるのに、今回の事故の後遺障害は前回によりも重くないので、保険金を支払ってくれない?
Q 私は、10年以上前に交通事故で、首や腰部の痛みが残り、14級9号「局部に神経症状を残すもの」に該当し、後遺障害が認められました。前回の交通事故の示談の際、14級の場合には5年しか逸失利益は認められないと言われ、年収に5年に相当する係数と5%の労働能力喪失率を乗じて計算した額で示談しました。 前回... 続きを読む
2014年3月1日
原発賠償第1回口頭弁論が開かれました
原発事故により福島県から新潟へ避難した方々が原告となり、東京電力と国を被告にした原発損害賠償訴訟の第1回口頭弁論が、2月14日(金)午前10時から新潟地方裁判所で開かれました。 当日は大勢の原告や関係者の皆様が参加され、傍聴券が発行され、原告席と傍聴席は満席に埋め尽くされました。第1回口頭弁論では... 続きを読む
2014年2月23日 |著者: 中村 周而
水俣病の認定基準に関する環境省「通知案」の問題点
環境省が、水俣病の認定基準の運用を見直す通知を出すことになったという報道が度々流れていますが、そのなかで環境省総合環境政策局環境保健部長が「公健法に基づく水俣病の認定における総合的検討について(通知)(案)」という文書を作成していることが明らかになりました。 これまで水俣病の認定審査で使われて... 続きを読む
2014年2月19日 |著者: 小川 和男
「可視化」が危ない
報道によれば、取調べの可視化(録音・録画)の制度化などを検討している法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」において、警察・検察関係の委員は、未だに「(録音・録画をすれば)捜査活動が萎縮しかねない」などと言って、裁判員裁判事件のみを可視化の対象にすべきだと主張しているとのことです。 裁判員... 続きを読む
2014年2月14日 |著者: 加賀谷 達郎
不動産に関する法律相談 不動産の売買契約(その9)
前回の「不動産の売買契約(その8)」では、「BさんがAさんから甲土地を買い土地所有権を取得した。ところが、Bさんが甲土地の登記を移転してもらう前に、Aさんが、甲土地を、AさんとBさんの売買を知っているCさんに売って、甲土地の登記をCさんに移転した。この場合も、Bさんは、原則として、甲土地の所有権... 続きを読む